王立魔法学園入試問題集
初クエスト依頼を達成したけど、僕に笑顔はなかった。
森で色々試したんだけど、魔力には問題がなさそうだけど、発現した魔法に問題があった。
アースウォールは地面が起き上がるし(地面が15cm程めくれて起き上がったって感じになった。)
ウィンドカッターは扇状に草刈をした状態。
ふまわろから、講座で習っていない魔法の使用禁止を言い渡された。
ふわまろも、わかばちゃんもコツを教えようとしてくれたんだけど、うまくいかなかったんだ。
薬草採取クエスト完了報告とともに、残りの講座の申し込みをしようとしたんだけど、明日は開催してなくて一番早くて明後日の初級土魔法講座だった。
風魔法は講師の先生が不在で開催のめどが立たないって、当分お預けかな?
宿に戻って、夕飯を食べたらすぐに眠ってしまった。
今日は朝から雨。僕の心もどんよりしているから一緒だね。
いつもより遅く朝ご飯を食べたけど、何をするのでもなく部屋に戻って来た僕にふわまろが話しかけてきた。
「ハル、暇ならコレでもやれへん?」
ふわまろがマジックバッグから取り出した本には『王立魔法学園入試問題集』と書かれていた。
「何それ?」
「ハルと離れていた時に他の冒険者を助けたらお礼にってくれたん。」
中身を見ると普通の問題集みたいになってた。
内容は普通じゃなかったけどね。
・1週間は何日でしょう。
・1年は何か月でしょう。
・月、火、水、〇 〇に入る曜日は何でしょう。
とか、この世界の一般的な常識問題から、普通の算数みたいな問題があった。
そういえば、この世界って1週間は何日だっけ? 日本と同じなのかな?
「ふわまろ、この問題集の答えある?」
「答え見たらあかんがな。」
「でも、僕この世界の常識しらないよ、日本と同じなのかな?」
「日本がわからへんからなぁ・・・。」
「わかばちゃんは知ってる?」
「精霊の知っているはずの事しか知らない。」
うーん、それはそれで凄いけど、一般常識を知らないとこの先『普通の冒険者です』って言っても通じないよね。
「ちょい待ってーな。」
ふわまろが、マジックバックの中を探っていて、解答集を出してくれた。
「でも、最初に問題を解いて、どこが日本と違うか調べたほうがええんちゃう?」
それもそうだね、今ある知識で解けるか頑張ってみるか。
問1
1週間は何日でしょう。
答え 7日
問2
1年は何か月でしょう。
答え 12か月
問3
月、火、水、〇 〇に入る曜日は何でしょう。
答え 木
問4
女神様の名前は何でしょう。
答え
問5
四大属性を全て書きなさい。
答え 火・水・土・風
問6
パンゲア大陸にある国を3つ答えなさい。
答え
問7
目指すジョブを答えなさい。
答え
問8
好きな魔法とその魔法を選んだ訳を答えなさい。
答え
「あー、全然だめだ。」
「早いなぁ。」
「ごめん、さっぱりわかんない。ふわまろ、解答を見せて。」
問1
答え 6日
あ、最初から間違えた
問2
答え 12か月
これは、一緒なんだ。
問3
答え 風
え? 風?
問4
答え ルーナ
あ、なんとなくわかる気がする。
問5
答え 火・水・風・土
順番違うけど、〇だよね?
「ふわまろ、問題集じゃなくて、参考書とかはないの?」
「参考書? 『あんちょこ』のことか?」
「『あんちょこ』って何?」
「えーと、『虎の巻』」
「『虎の巻』って何?」
「えー、今はあんちょことか、虎の巻って使わへんの?」
「たぶん、使わないと思う。」
「・・・年寄。」
それまで大人しかった、わかばちゃんがぼそってつぶやいた。




