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精霊武舞  作者: かなめ ちま
冒険者になろう
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魔法入門:ライスボール

 うーん、いくらふわまろが費用を気にしなくても良いと言ってくれても、講座を受けるのが自分だけだと悪い気がする。


 時間もかかるしね。やっぱりある程度は厳選して、あとは受付のお姉さんと相談して決めようかなぁ・・・。


 わかばちゃんは、お風呂に入って眠ってしまったし、ふわまろは『ちょっとそこまで。』とか言って出かけてしまった。


 そう、この宿には、お風呂があるんです。しかも、男湯と女湯に分かれていて、温泉ではないけど源泉かけ流し!


 水温が低いから、魔石で温めているらしい。


 もともと、この地方は水源が豊富で昔の迷い人がお風呂文化を広めたんだって。


 迷い人と言えば、僕が『迷い人』ってことは公にしないことに、ふわまろと決めた。


 どうも、最近は『迷い人』が減っているらしく、保護対象になる可能性が高いんだって。


 幸い、認識タグには『異世界人』とか明記される項目がないから、申請しなければよっぽど大丈夫らしい。


 折角、剣と魔法の世界に来ているのに、保護されてしまったら冒険が出来ないもんね。


 さてと、講座一覧を果実水を飲みながら、見てみる。


 一覧には講座名と簡単な内容・費用が印刷してある。


 僕はやっぱり、『魔法入門』かなぁ、内容は『魔法を使いたい方向けの超初心者コース』になってる。

 開催日時が随時になっているから、 明日受付に入ったら、申し込んでみよう。


 講座は、座学と実践の両方がある。


 入門は、


 1.魔法入門

 2.剣士入門

 3.戦士入門

 4.採取入門

 5.雑用入門

 6.家事入門


 に分かれている。


 最初の4つはわかるけど、雑用って何? 家事はお手伝いさんみたいなものかな?


 冒険者ギルドの依頼には、いわゆる『町の人のお手伝い』という依頼も少なくないって説明を受けた。


 初級の魔法も、


 1.火魔法

 2.水魔法

 3.風魔法

 4.土魔法

 5.無属性


 の5つに分かれている。


 属性魔法って、才能がないと使えないとかだよね。


 魔法以外には、武器の初級・中級コース、一般的な職業の初級コースなんてのもある。


 中級~高級コースは、王都の魔法学園に行かないと受けれない講座もあるんだ・・・。



 明日は最初に、魔法入門を受けて、出来れば属性魔法のどれかの初級を使えるようになりたいと思っている。


 ふわまろが、部屋のカギをかけて先に眠っていていいと言っていたから、先に眠ろう。


 緊張と、ワクワクで思ったより疲れていたみたいですぐにぐっすり眠ってしまった。




 今日も良い天気。


 いつのまにか、ふわまろは普通にベッドで眠っていた。


 うーん、どう見ての普通の男子だよね。いや普通というより、イケメンだけどさ。


 どうして引きこもっていたんだろう? まあ、スカウトがうるさいみたいなこと言ってたけど・・・。


 ああ! 前の冒険の時の話を聞こうと思っていたのに、先に眠ってしまった。


 朝風呂もOKだったので、お風呂に行こう。


 わかばちゃんも誘ったけど、朝は入らないんだって。


 朝風呂は気持ちいいんだけどなぁ・・・。


 お風呂に入って部屋着から、着替えて部屋に戻る途中、わかばちゃんとふわまろに会った。


 わかばちゃんが、お腹がすいて機嫌が悪くなっていたんだって。


 今日の朝食は、肉でした。あ、朝からは・・・。あ、2人とも平気なのね。


 3歳児の外見のわかばちゃんに半分食べてもらった。


 受付がすく時間を見計らって、宿を出る。


 魔法入門は、随時だけあって半時後に開催だって。


 2人は、適当に屋台を冷かして時間をつぶすって。


 僕1人かぁ・・・、ちょと怖いけど頑張ってみる。


 魔法入門はギルドの2階の小部屋で開催するらしい、僕を入れて6人。


 少ないのか、多いのかわかんないや。




 魔力は、どこにでもあって、誰でも持っている力なんだって。


 外に魔力を使うのは、ちょっと難しいから最初は自分の中にある魔力を使うんだって。


 両手で空気のボールを持つような感じで、魔力を感じることが出来れば第1段階突破らしい。



 結果として、6人中1人しか感じることが出来なかった。


 講師の先生が、やさしく「大丈夫ですよ。」って言ってくれたけど、僕はちょっと涙目。


 なんか、簡単にできそうな気がしてたからがっかり。


 先生が竹の葉っぱにくるんだ、何かを配り始めた。


 「では、みなん、葉っぱを開いて、中のライスでボールを作ってください。」


 え? ライス? ボール? って、おにぎり?


 「ハル、作るのは三角ではなくて、ボールですよ。」


 すみません先生、どうしてもおにぎりに思えて、三角になってしまう僕に先生は優しく教えてくれたよ。


 なんと、その後もう1度何にもなしで、両手で空気のボールを持つような恰好をしたら・・・。


 無事魔力を感じることができました!!!


 まさか、おにぎりで魔力感知が出来るようになるとは、思わなかったよ。

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