情報収集
ちょっと落ち着いたところで、情報収集。
「二人は、地上から来たの?」
「はい、精霊の森から来ました。」
ふてくされたロイではなく、セイが答えてくれた。
「上の階にもモンスターは居るの?」
「1階は何も居なくて、地下1階はゴブリン、地下2階はセツェンナ(切り株の姿をしたモンスター)、地下3階はキャタピラー(芋虫の姿をしたモンスター)が居ましたよ。」
ちなみに、蜘蛛のモンスターは、『ミクリアラチニ』と言うらしい。
「私たちは、地下7階に居ると言われている精霊と契約しに来たんです。」
なんでも、精霊の森の中にも当然、精霊は居るらしいが力の強い精霊をパートナーにすべくここまでやって来たとのこと。
「じゃあ、ここでお別れだね。さっきは助けてくれてありがとう。」
僕たちは、地上を目指しているからね。
ロイが何か言っていたけど、意外と力持ちのセイに引っ張られて地下5階の階段へ向かった2人を見送り、わかばちゃんに念話で話しかける。
《わかばちゃん、大丈夫?》 途中から全然話さなくなったからちょっと心配。
《あんな、蜘蛛なんて、私1人でやっつけれたのに!》
あれ? もしかして怒ってる?
《人族の分際で、パートナー失格って何よ!!》
あー、ロイの言葉に怒ってるのね。
なんて思っていたら矛先が僕に向かった。
《だいたい、精霊武装してるんだから、精霊武舞で簡単にやっつけれたのに、何で逃げるのよ!!!》
《ごめんね、わかばちゃん。蜘蛛は無理。蜘蛛だけは無理。》
念話で平謝りって難しいけど、僕は頑張った。
なんとか、許してもらえた。良かった。
地下3階の階段を登ったら、すぐにキャタピラーが出たよ。
今度はしっかり、戦いました。
・・・わかばちゃんが。
「精霊武舞」って、言い終わらないうちに・・・。
普段3頭身のわかばちゃんが、精霊武舞で戦ったとき、5頭身になっていて、びっくりしたけど。
・・・・・きれいだった。かわいかった。
新体操のリボンの演技を見ているみたいで、キラキラ光るわかばちゃんを見ていたら、終わったよ。
もうちょっと、見ていたい気がしたのは、内緒☆
今度はドロップ品と魔石を回収したよ。ドロップ品は糸の束だった。
あれ? 糸の束ってさっきも見たような・・・と思っていたら、種類が違うんだって。
そのまま、地下2階の階段に向かって登った。
地下2階は、モンスターに出会わなかった。
地下2階の途中にある、泉の近くで切り株を見つけたけど、もしかしたらあれがそうだったのかな?
次は地下1階。ゴブリンかぁ・・・。人型のモンスターだったよね?
うー、気が進まないなぁ・・・。なんて考えていたら、出会わなかった。
ラッキー☆
そのまま地上へつづく階段を登って、洞窟ダンジョンから出ようとしたけど、外は薄暗い。
夜の森は危ないらしいし、この洞窟の1階はモンスターも出ないらしいので、今日はここまで。




