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自由気ままに旅人ライフ  作者: 御堂 はるか
バトル・ロワイヤル
23/114

第十六話 新しいスキル

ただイベントの準備と言ってもスキルや武器のチェックくらいしか思いつくことがない。

スグルの今のステータスがこんな感じだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前:スグル(闇ギルド所属)


種族:人間


職業:旅人(Lv.32)


パッシブスキル:健脚(Lv.31) 護身術(Lv.24) 空間把握(Lv30)


アクティブスキル:鑑定(Lv.26) 鷹の目(Lv.20) 地図作製(Lv.--) 念話(Lv.16)


スキルポイント:56


称号:帰還者 頂を知る者 闇ギルドメンバー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



見事になにも変わっていなかった。

精々がルーとの会話のために念話スキルをとったくらいの違いしかない。

スキルって取らなきゃいけないとわかっててもあまりスキル自体を使うことがない。

と言っても無駄にスキルポイントも貯まっているし、スキルを久しぶりに見てみるとするか。



ふんふん……あまり良いのがないな。

何度も言っていることだが、旅人の評価っていうのはかなり低い。

経験値の取得方法の一つに移動することがあるからレベルに関して言えば一番上がりやすいジョブだ。

その一方でスキルはかなり使えないものが多い。

なにせ旅人なのだ。

普通からすればモンスターなんかに会ったら逃げ出すような非戦闘職といってもいいだろう。



まあそんな中でとることができる有用なスキルというのはかなり限られてくる。

例えば今スグルが見ている歌唱スキルなんかは歌えば歌うほどステータスを一定時間を上げるスキルだが……残念ながら前衛のスグルには無縁のスキルだ。



今度は逃げ足スキルか。

敵から逃げる時だけスピードが1.2倍になるという何とも言えないスキルだ。

残念ながら逃げることはほとんどないし今はいいと思えるものではないと判断する。

さて、次だ。



……死んだふりか。

もはやスキルじゃないんだよなぁ。

このゲーム死んだらポリゴンになって消えるからそこに体がある時点で死んでないってことになる。

誰だよこんないらないスキル作ったやつは。



(うん?なんだこれ。初めて見るスキルだな。食は大事!ってスキル名が文章って...ちょっと待て、このスキル一つで50スキルポイントも取るのか?ほかのスキルは高くてもせいぜいが10ポイントだっていうのになんだこれ!で、スキルの内容は...食事をすることで一定時間身体能力上昇か。よく見たらこのスキルユニークかよ!なになに、取得条件はおいしいものを食べる?確かにおいしいものはとってぃのおかげで毎日食べてるがもしかしてそれか?)



地雷臭がかなりするが…ほかに取るスキルもないしとってみることにした。



ピコンと可愛い音が鳴り、ステータスに反映される。

ステータスの欄にどうやらユニークスキル専用の項目ができたようだ。

次はスキルの効果を測ってみることにするか。






………………………………







イベント当日に成ると、メニューの右スペースにイベント専用のページが追加されていた。

そこでイベントの参加申込みを済ませる。



「とってぃ、イベント用の食料アイテムを作ってくれないか?イベント期間は1日らしいからな。自分で作るのはめんどくさいし最高に美味しいので頼む」

「ふーん。別にいいよ?一食2000Gもらうけど大丈夫?」

「お前の食事なら一食1万でも払うな」

「じゃあ1万G貰おうかな?って冗談だよ!そんな顔しないの」



(1万は流石に言い過ぎたか?でも本気でとってぃの料理には1万以上のかちはあると思う。というか俺はどんな顔したんだ?)



食料アイテムはアイテムボックスに収納することができる。

しかも時が止まるという仕様付きのため、食事は新鮮であったかいままの状態で食べることが可能だ。

今回のイベントでは詳細には書いていなかったが一日中のイベントだから食事も重要になってくるだろう。



「はい、3食は別の中身にしておいたから楽しんで食べてね」

「おお、相変わらず早いな。サンキューとってぃ」

「その分イベントも頑張ろー」

「これがあれば一位でもなれそうな気がするな」

「その意気その意気。っともうそろそろかな?」



今の時刻が19時50分。

もう直ぐイベントが開始される時間だ。

そう思っているとスグルの体の周りから青い光がたち始めた。

これは転移の時の仕様。



「じゃあ行ってくる」

「行ってらっしゃい。頑張ってね」










転送されたスグル、いや。スグルの他にも多数のプレイヤー達が1箇所に集められていた。

集められた場所は広場で、前の方には誰もいないステージがある。

と、ちょうど次にはステージに誰かが降ってきた。

片方が赤い帽子の、もう片方は青い帽子の身長100センチほどの子供達だ。



「はーい!皆さんこんばんは!イベントに参加してくれてありがとう!」

「僕たちが今回のイベントで司会を務めさせてもらう」

「キノと!」

「ニノだよ」

「「ヨロシクねー!」」



赤いくて元気なのがキノ、青くて声のトーンが小さいのがニノというらしい。



「今回のイベントはフィールドを前面に使ったバトルロワイアルだよ」

「イベントに参加してくれたのは8517人だよ!これだけの人数が集まるなんて凄いね!」

「20時からイベントは開始だよ!今回のイベントに用意されたフィールドは森と草原だよ!ただフィールドの端っこには赤い水の川が流れているんだ!」

「その水に触れたらアウト。即死だよ」

「このフィールドにはモンスターはいないよ!みんな食材は確保してるよねー!もし持って来るのを忘れたって人木になってる実は食べられるよ!最初だからサービスなのだ!」

「あと、イベント用のアイテムボックスにアイテムは入れておくようにね。持っていけるのは10種類までだよ」

「もし死んだら、観客席の方に自動で蘇生するよ。そこで戦闘の様子を見れるんだ!イベントが終わったらそこで結果発表もするからその時間にはもう一回ログインしておくこと!」

「イベントに関して何か聞きたいこととかあるー?!」

「...無さそう。じゃあもう転送を開始するね。みんな、頑張って生き残って」



取り敢えずルーに確認だけしておくか。



『さあ、イベントが始まるけど最初は生き残れよ?数時間のうちにできれば合流しよう』

『了解した。倒してしまっても良いのだろう?』

『ハハッ、頼りになるな。もちろん大丈夫だ』



ルーとの念話を切ると、腰にある小刀に手を当てた。

さあ、イベント開始だ。


(改稿済み?)

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