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自由気ままに旅人ライフ  作者: 御堂 はるか
閑話で現実
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閑話2

お陰様で1000ポイントに10万PV、ユニーク1万突破しました♪


皆様ありがとうございます。

今スグルは美羽と杏奈姉さんの3人でショッピングにやってきている。

スグルの家系はそれなりに容姿は整っていると言ってもいいだろう。

妹の美羽といい三十路は過ぎてる杏奈姉さんといい。

つまり何が言いたいのかというとだ。



(周りからの嫉妬の視線が凄く痛い!いやマジで。こっちは家族なんですよ!)



もちろん周囲にそんなことは言えない。

美羽と出かける時もそれなりの視線は集まるが2人だとまたさらに酷くなっている。



「でだ、結局何が欲しいのですかスグル」

「ミウも気になる!お兄何欲しいの?」

「うーんとなあ」



(正直これといって欲しいものは無いんだよな。基本親父からの振込でやりくりできてるしそれなりには貯金もあるし)



「おー、スグルじゃんかよ?どうしたこんなとこで」



特に欲しいものはなく悩みながら歩いていると、前からスグルが普段聞きなれた声が聞こえてくる。

前方を見やると級友の恭弥と妹さんがいた。

恭弥は髪は茶髪で結構チャラい感じなのに面だけはいい。

なんだかんだでいつも絡んでいる一人だ。




「買い物だよ。そっちはデートか?」

「デート兼買い物、な。聡美(さとみ)

「調子にのるなキョウ兄。久しぶりですスグルさん!あと、その冗談は面白くありません。私はいつでもスグルさん一筋です」

「うん、いつも通りだね」

「おいスグル、妹が欲しければ俺を倒してからにしろ」

「キョウも乗るな。マジで倒すぞ」

「おっとすまん。それは勘弁な。で、そっちの人は?」

「ああ、初めて会うと思うけど姉の杏奈姉さん。で、美羽は知っての通りだ。姉さん、よくいる級友の恭弥だよ」



姉さんはぺこりとお辞儀をする。



「恭弥さん。いつも弟がお世話になっているようですね。わたしはスグルの姉の神谷杏奈といいます。以後お見知り置きを」

「あ、自分は北川恭弥って言います。こちらこそよろしくお願いします」

「わたしは北川聡美です。よろしくお願いします」



美羽と聡美ちゃんも同学年同クラスで一緒にいることが多いようだ。

そして流石に恭弥でも杏奈姉さんにはチャラくないらしい。



「で、スグルは何買いにきたんだ?」

「いやさ、なんか今日が俺の誕生日だからって昨日好きな物を買ってやるぞ〜的な感じで今に至る」

「あ、そっか。今日お前の誕生日か!いやー全然考えてなかったわ〜。よっしゃ、俺もなんか買ってやるよ。あ、高えのは勘弁な」

「いや、別にいいんだが」

「遠慮するなって!というわけで姉妹さんがた、俺もついてっていいですかね?」

「問題ありませんよ」

「わたしも大丈夫だよ。ねー聡美ちゃん」

「勝手に決められては困りますが大丈夫です。スグルさんと一緒ならどこでも」






…………………………



(side.ミウ)




お兄の誕生日は今日、8月5日だ。

ただ誕生日のプレゼントはわたしたちが12歳の時にパパとママが海外に赴任することが決まったからそれ以降は一度ももらってない。

まあ、高校生にもなって誕生日プレゼントというのは変なのかもしれないが。



そしてお兄は今日20歳になった。

わたしはまだ18歳だ。なんかおいていかれた気がする。

そしてお姉は30歳…この話題はやめよう。



でも、やっぱりというかなんというか。

お兄が欲しいものは特になさそう。

まあ自分の誕生日も把握していなかったらしいし自分のこと自体あまり関心がないらしい。



昔から自分のことよりもわたしによく構ってくれていた。

多分家にいる中で一番歳が高いからしっかりしなきゃダメだったからだと思う。

もうちょっと我を通してもいいんじゃないかと思うんだけど...そこはお兄次第かな。



「結局は無駄足になってしまいましたね」

「スグル、お前無欲すぎるぞ〜俺ならいっぱい欲しいものあるけどなー」

「俺はお前とは違うんだよ。大体のことは両親からの振込で何とかなるからな。姉さんも付き合わせてごめん」

「いえ、久しぶりに3人で買い物が出来たので楽しかったですよ。お二人も付き合ってくださってありがとうございます」



結局特に買うものがなかったわたしたちは、ショッピングセンター近くの公園でお昼ご飯を食べていた。

小さいが噴水もある。



「仕方ありませんね、特に思いつくものもないことですし。誕生日プレゼントにはわたしが持っている刀の一つをあげましょうか。小太刀の泡春にしましょうか?」

「え、ずっと前に却下されたやつだけど本当にいいの?」

「せっかくのスグルちゃんの20歳のプレゼントです。わたしもあれの他に色々と持っているし一つぐらい譲ってもかまいません。大切にしてやれよ?」

「わかってるよ。マジで姉さんありがとう」



珍しくお兄が本当に喜んでるや。

あんな上機嫌のお兄は久しぶりに見る。

やっぱ武器にしか興味持たないのかねお兄は…



と、ちょうど私たちに影が差した。



「おうおう、そこのネーちゃん達、そんな冴えねえガキより俺たちと遊ばねえか?」



……なにこの人たち。

というか今時ナンパ?こんな冴えない顔の上にピアスまでつけちゃって。

ダサすぎて声すら出ないんですけど。

しかも4人しかいないし。

この程度で囲んで何になるっていうんだろうね。



よく見たら周りにまばらだがいた人たちが端の方に避難している。

そんな避けなくてもいいのにねこんな烏合ども。



「えー、あんたら誰?」

「あん?てめえにゃ聞いてねんだよガキガキ!」



そう言ってチンピラA(今名付けた)は右手で殴りかかってくる。

まあ勢いがないから威嚇ぐらいだろうけど。

まあ、隣にいたお姉がそれを見過ごすはずもなく簡単に腕を握りつぶしたが。



「ギャァーー!?痛え!」

「このぐらい止めなくても大丈夫だよ姉さん」

「いえ、今日はスグルちゃんが主賓です。黙って座っていなさい」

「はいはい」

「おいてめえ、何ぶつくさ言ってやがる!その手を離しやがれ!」



周りにいた他のチンピラが姉さん一人に向かう。

姉さんは静かにその潰した手を持ちながら立ち上がる。



「さて、わたしも貴方達に構っている暇などないのです。。早急に死んでいただきましょうか」

「あ、殺しはダメだよ〜」

「ああ、そうでしたね。つい」

「ついで殺されたらたまったもんじゃないね」



まあ、結果は御察しの通りだった。まあ、全員噴水に飛ばされたが。しばらく水浴びしてればいいんじゃない?



よろしければブックマークや評価、感想などよろしくお願いします


(改稿済み)

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