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2番目の魔法少女

2番目の魔法少女[3]汚した手の価値

作者:秋乃 透歌
(本作品は、『2番目の魔法少女』シリーズの三作目です。『2番目の魔法少女』、『2番目の魔法少女[2]予定にない嵐』を読んでいない方は、そちらから先にお読み下さい)

 王位継承試験の期間は、もう半分も残っていない。

 誰もが誰もに優しくすることができる国を作る――その理想を実現するため、瑠璃は〈魔法少女〉として、次の女王を決める戦いに臨んでいる。あらゆるものを失う覚悟すら胸に秘めて。瑠璃は、ここに立っている。
 瑠璃を助けたい――僕が初めて心から望んだ、その想いを、その願いを、その誓いを握りしめ、僕は幾千の思考を巡らせる。その先にある勝利をつかむために。僕は、瑠璃の隣に立っている。

 僕が瑠璃の〈騎士〉にならない理由は三つ。
 一つは、武器としての理由。地平世界の魔法から、地球世界の人間を守るためにかけられた〈保護魔法〉――その強大な魔法を利用することで、他の〈女王候補〉の魔法を無力化する。勝利をつかむための理由だ。
 一つは、切り札としての理由。これまで誰にも明言していない理由だが、瑠璃はおそらく気付いているだろう。彼女がこれに気付いているとするならば、きっと最後の瞬間に瑠璃を助けることになる。希望としての理由だ。
 そして、最後の一つ。
 その理由は――。

 これは、魔法少女の物語。
 そして、少年が思考の果てに背負った罪と、二人の行く先に迫る別れの予感の物語。
序章 罪を重ねる思考の果てに
02
2015/02/11 10:00
第一章 汚した手の価値
04
2015/02/25 10:00
05
2015/03/04 10:00
06
2015/03/11 10:00
07
2015/03/18 10:00
第二章 瑠璃が知らない物語
09
2015/05/20 10:00
10
2015/05/27 10:00
第三章 玖郎が知らない物語
12
2015/06/10 10:00
13
2015/06/17 10:00
終章 別れの知らせ
15
2015/06/24 10:00
あとがき
あとがき
2015/06/24 11:00
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