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No.536.いけてねーよ
ぬるっとした液体が 指に付着している
傘をさしてたはずなのに 穴だらけ
次から次へと べとつきやがる
約束すっぽかした事も忘れて 街をぶらぶら
豪勢に昼飯食べても がらんどう
抑揚のない 浮ついた毎日
反吐が出る程 罵倒されちまった
凹むだけ 崩れきっても 建て直せない
暴君と呼ばれる位 暴れ叫んで やってみたい
思うが侭に 好き勝手 動かしてみてえ
なんて 考えてみたって 妄想の産物
女一人 いかす事もできねぇ 半端もん
幸せの幻想ばかり
破滅へ歩いてる癖に
気付いてみりゃ 残ってるのは 血で汚れちまった手の平
悔やんだって 何したって 変わりゃしねぇ
後悔ばかりが 塵になっちまって
いつの間にやら 山に囲まれてら




