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No.503.本能が目覚める
ぐちょぐちょになった 手で触らなくてもわかる
まるで 吸い込まれるよう
ぴったりと吸い付く
熱い脈動が うねり
自然と お互いの腰が動く
口からもれるのは 熱い 吐息
生まれたままの姿で 獣のように
何度も 何回も 蠢く
肌の擦れ合う 音が部屋に響き渡る
びちょびちょのあそこから 太ももにたれる
はずかしい 色合いの 液体
数えきれない絶頂を むかえても
はてなく つながり 続ける
汗なのかも 涙なのかも わからない
耳元に 響く 喘ぎ声
まるで 吸い込まれるよう
ぴったりと吸い付く
熱い脈動が うねり