表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うりと夏休み〜続編〜  作者: ぬこ
22/40

駅について。


 うまい弁当を食い終わる頃、電車は駅に着いた。

 相変わらず人はまばらで静かな駅だ。


 「ふむ、よい環境だ。」

 「だろ?」

 「すまんが食後の一服をさせてくれ。」

 「あ、その箱もっててやるか?」

 「いや、それには及ばん。気持ちだけありがたく受け取るとしよう。」


 そういって、箱をぶら下げたまま灰皿のある出口へ。

 幾ら人が少ないとはいえ──いや、少ないから目立つのかな。

 雲罫の出で立ちはさすがに目立つ。


 「あら、お坊様だねぇ。」

 

 なんて声も聞こえて、タバコを吸っている彼に近づき、箱の中に小銭を入れてやる人もいる。


 「あいや、かたじけない。少々休憩しているので待っていただけないだろうか。」

 「あらぁ、そうかぃ?」


 小銭を入れてくれた人に声を掛け、タバコを消すと。


 「では。」


 と、改めてその人に向かって何やら祈る。

 

 「あらぁ、なんだか嬉しいねぇ。得した気分よぅ?」

 

 確かに、改めて面と向かって祈られる経験もそうはないもんだろうなー、なんて思ってその様子を見ている、俺。

 にこっと笑う人に、同じように笑顔で応える雲罫。


 「それでは、失礼致します。」

 「はい、気をつけてねぇ?」


 すらりと高い身長に笠の中の顔といえばきりっとした表情。

 普通にかなりの美男子だと思うのだけど、当の本人といえばまったく気にする様子も無く女体ライターの中身(灰皿とライター一体型らしい。便利だろうが、危険じゃないのかっ?)を灰皿に開けて、俺の方に戻ってくる。


 「では、参ろうか。」

 「だな。先に、ババァの所、でいいのか?」

 「うむ。」

 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ