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悪魔のシェアハウス――悪魔は人を騙すけど嘘はつかない。《友情》《裏切り》《契約》《願い》すべてを賭けた選択の脱出劇  作者: ユキマル02
【冬美編】

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第49話『もう一人の五十嵐くん』



【登場人物】


まもる:主人公。友達思いの優しい高校生。現在の姿は小学生。家族が大好きで早く元の世界に戻りたいと思っている。冬美のことが好き。悪魔が嫌いなので悪魔に対して少しだけ口が悪くなる。


冬美ふゆみ:元気で明るい美少女。現在の姿は小学生。家庭環境が複雑で、この空間に残ることを望んでいる。


孝志たかし:誠の親友。現在の姿は小学生。兄貴肌で面倒見がよくて優しい性格。父子家庭で幼少期は父親から暴力を振るわれていた。誠をいつも支えてくれる存在。誠の握るおにぎりが好き。


五十嵐:誠の親友。友達のことを大切する優しい高校生。医者の家系で裕福な家育ち。放課後の悪魔と契約して皆を閉じ込めた張本人。そこにはある理由が…。悪魔が疲弊するくらいガチガチの追加契約を作った。



【登場する悪魔たち】


放課後の悪魔:この空間を創った存在。関西弁で話すが、ときどき標準語に戻るのが逆に怖い。常にテンションは軽く、距離も近い。見た目は人間のようだが、明らかに異質。誠たちを翻弄する存在。


宇佐美:誠専属の『コーディネーター』。時間や場所を問わず服を用意できる能力を持ち、寸分の狂いもなく時間を把握できるため、【時計】の役割も果たしている。

名前は『宇佐美』。白くふわふわした毛並みを持つウサギの姿をしている。


シェフ:この空間の専属『料理人』。無口で寡黙、人間があまり好きではなく、長話も嫌い。料理に対するこだわりは現実のプロと遜色なく、「料理に関しては嘘はつかない」という姿勢は本物。つい最近新しい契約者を得た。…誠たちの味方?


清掃の悪魔:常にテンションが高くノリの軽い青年。この空間の『清掃員』

軽い口調からいきなり雰囲気がガラッと変わるため油断できない。

誠が苦手意識を持っている悪魔。シェフとは古い友達らしい。


メイド:丁寧な口調で微笑む、美しいメイド姿の悪魔。

冬美専属の「レディースメイド」として身の回りの世話を担う一方でその本性は冷酷かつ策略家。「性格は悪いです」と本人も公言している。つい最近新しい契約者を得た。


整備士シンさん

部屋の整備や修理を担当する悪魔。

無骨だが気さくで、誰とでもすぐに打ち解ける“面倒見のいいおじさん”のような存在。


「嘘を見破る能力」を持つ特例の悪魔


普段は豪快に笑う気のいい兄貴分だが常軌を逸した執着と狂気がのぞく、油断できない悪魔である。


最近新しい契約者を得た。



寝室清掃の悪魔


銀髪眼鏡のメイド服を着た少女の悪魔。

主人公誠が偶然にも遭遇した裏方の悪魔。


普段は清掃が終わるとシェフの用意した食事を厨房に設置されている

従業員休憩室で食べている。


かなりのネガティブ思考で一人で突っ走り結論が出るとすぐに手持ちのナイフで自害しようとするので困る。まだまだ謎の多い悪魔である。




(以降、悪魔たちは順次追加予定)



【※注意】本章は、冬美という人物の人生と過去を描くため、未成年への性的被害や家庭内での暴力を含みます。興奮を目的とした描写ではありません。読むことで辛くなる可能性がありますので、少しでも辛いと感じた場合は、読むのを中断してください。









 ――これは、私たちがシェアハウスに来る前の話だ。


「知らない世界に転生ならわかるけど、ゲームの中とか漫画の中にって……それは生きてるって言えるの?その主人公はどうやって元の世界に戻るの?」


 他愛もない休み時間でのやり取りだ。誠くんが好きだからと借りた異世界漫画は、読めば読むほど『どうして?』と思うことが当たり前のように描かれていて、私には理解できなかった。


「えっと……」


 私の質問に誠くんは困りながらも、説明してくれた。「作者はそこまで考えてないと思うよ」って……。



「私、異世界嫌いかも」


 リビングのソファーに体育座りをしながら、読む気も起きない漫画をパラパラとめくってつぶやくように言った。


「それ、誠の前では絶対言うなよ」


 紅茶の入ったカップを手渡しながら、五十嵐くんが呆れたようにため息を吐いた。


「言うわけないじゃん!冬美は誠くんの好きなモノが知りたいだけで、誠くんには絶対嫌われたくないもん!」


「ま、俺もあんま好きじゃねぇから、冬美のこと言えないけどさ。誠が好きなモノを必ずしもお前が好きになる必要なんてないんじゃないの?」


「そうなのかなぁ」


 持っていた漫画を膝に置いてカップを受け取り口を付けながら、なんとなく室内に目線を向けた。


 今、私がいる場所は五十嵐くんの自宅だった。五十嵐くんと友達になってから、今日まで私は五十嵐くんの家でご飯を食べているけど、彼の両親には一度も会ったことがない。……お医者さんって、そんな何か月も帰れないくらい忙しいのかな?


 それなのに、毎月彼の両親が用意した口座にはお金がしっかり振り込まれている。


「今日のご飯も、食後の紅茶もおいしいねー」


 今日の出前のお弁当も、そのお金で買った。私は天丼で、五十嵐くんは豚バラ丼だ。


「ご飯って言っても出前だけどなー」


 はじまりは誠くんのおにぎりで、誠くんのおにぎりを超えることは無いけど、五十嵐くんとのご飯も私は好きだ。


「そういえば、引っ越しってもう終わったの?」


「うん。お店の人が手伝ってくれたって」


「ふーん」


 二人並んで飲み終わったカップを洗う。

 洗い担当は五十嵐くんで、拭き担当は私だ。


「なんかあったら、俺に絶対言えよ」


 洗い物の手を止めて五十嵐くんが強い眼差しで私に目を向ける。

 その瞳には強さと同時に優しさの色が見えて、私はふふっと笑って答えた。


「うん、ありがと。あのね、お店の手伝いするようになってから、その……変なコトはされなくなったよ」


 言いながら空いてる方の手で、お腹に触れた――



 私は、17歳になるまでに妊娠して――中絶した。

 それが、一度きりじゃなかったことを、私は後になって思い知る。



 思い出すのは、地獄のような日々で……映画の看板、子供を抱きしめる母親の広告を見て、トイレの個室で吐いたのを今でも鮮明に覚えている。


『わたしっ……子供なんてっ、産みたくないっ!!愛せる、自信なんてっ、ないもんっ!!』


『っ冬美』


『産むなら、五十嵐くんとか、孝志くんとかっ……誠くんの、子供産みたい゛よ゛っ!!』



 ――はじめて妊娠は15歳の時。


 母親の食べ残しのお弁当を片付ける時、ご飯の匂い嗅いで吐きそうになった。


「待って……整理って、いつ、きたっけ?」


 わかった時に感じたのは、恐怖だった。どうしたらいいのかわからなくて、パニックになりながらも私が一番最初に頼ったのが五十嵐くんだった。


 私にとって、彼は『お兄ちゃん』みたいな存在で、本当の『家族』のような存在だった。


(誠くんの前では誠くんの好きな笑顔でいたい)


 不安と恐怖に押しつぶされそうになって近くのコンビニのトイレに駆け込んで、嘔吐しても平気でいようとしたのに……


「冬美、顔色悪いけど大丈夫か?」


 家族のような安心できる彼に声をかけられたら、ダメだった。


 先生から休んでる間のプリントを受け取った私は、そのまま三階に駆け上がった。

 空き教室に入ると、震える指先で五十嵐くんだけにメールを送った。


『私、妊娠したかもしれない』


「っ冬美!!」


 五十嵐くんはすぐに来てくれた。額に汗をかいて肩で息をする彼の姿を見たら、色々なものが耐え切れなくなって――


「うああああっっ……!!」


 気づいたら私は五十嵐くんにしがみついて、泣いていた。

 震える手で五十嵐くんは私の体を強く抱きしめてくれた。


 男の人に触られるのは苦手だ……でも、五十嵐くんは冬美の家族だから安心して身を任せられる。


「いいか冬美。これはお前自身の問題だ、世間一般的な常識とか考えるな。お前が、この先の未来その子供を愛せるなら、産めばいい」


 そして、五十嵐くんは冬美に『道標』を与えてくれる存在でもあった。


「っ、ううん」


 五十嵐くんは私を近くの椅子に座らせると、自分は座らずに私と同じ目線になるように膝をついて静かに肩に触れた。今の私にあるのは答えの見えない漠然とした大きな不安だった。


 それでも、自分の中で愛せないという確信だけはあった。

 だから、無言で、首を左右に振ることしかできなかった。


「そうか……じゃあ、産まなければいい」


「えっ」


 ――産まなくていいの?


「な、なんで」


「愛してくれない親元に産まれて虐待されて死ぬよりいい。それに、俺は顔も見たことのない子供よりも、お前が生まれてきた子供に暴力振るう姿のほうが見たくねぇんだよ」


「っ、五十嵐くん……っでも、いいのかなぁっ……もう、命はあるんだよ?」


 まだお腹は膨らんでなくても、そこに命があると思うと、五十嵐くんの言葉を素直に受け取ることができない。


「無責任とか考えてんなよ。いいか、お前のその命は『愛の無い行為』で作られたものだ。何度も言うが、世間一般的な常識は考えるな、お前の未来を考えるんだ」


 五十嵐くんは私から目を逸らそうとしなかった。私の答えを静かに待っている。


「っ……」


 私は五十嵐くんの問いに、ただ一回だけ、静かに頷いた……


 五十嵐くんはふっと表情を和らげて、私の頭を優しく撫でてくれた。


「俺はお前の味方だ。誠たちに知られないように、俺の方で病院とかなんとかするから」


「っありがとぉ、五十嵐くんっ」


 涙が止まらなかった。私は、心の中で何度も生まれてくるはずだった命に「ごめんなさい」と言い続けた。


「何度も言うけど、お前は被害者だ。だけど、その被害者であるお前が我慢する必要は無い。我慢して生まれるのは『第二の被害者』だ」


 五十嵐くんは優しく笑いながら、人差し指で涙をぬぐってくれた。


「っうん、うん……っ、ありがとう、五十嵐くんっ」


 私は流れる涙をそのままに、何度も、何度も……頷き続けた――。



◇◇◇



 ――都内病院の待合室。


「お疲れ、冬美」


「うん、ただいま。五十嵐くん」


 病院の待合室に座っていた、五十嵐くんが立ち上がり私にゆっくりと歩み寄る。

 学校からそのまま病院に来たのか、五十嵐くんは制服姿だった。


「支払いとか全部済ませたから」


「うん、えっと、何からなにまで、ごめんなさい」


「いいって気にすんな。それに値段もそこまで高くなかったし」


 病院選びに診察の予約、手術の費用とそのすべてを五十嵐くんがやってくれた。あの空き教室で泣きじゃくって抱き着いた日の夜に、彼は病院を見つけて、私の親とも話をつけていたのには驚いた。


「お母さん、なにか言ってなかったの?」


「ああいう奴が気にすんのは金なんだよ。病院の手配から金のこと、全部こっちでやりますって言ったら「よろしくお願いします」ってさ」


「ごめんね、ウチの親クズで」


「クズで助かったよ。そのおかげで、明日には手術できるから」


「うん、ありがとう五十嵐くん」


「俺のことはいいんだよ。お前は自分のこと一番に心配しろ」


「うん……」


 手術は一日で終わった。不安と恐怖でいっぱいだったのに、本当に、あっという間だった。

 夕飯の時間も近いということで、夜ご飯は出前じゃなくてお弁当を買って帰ることになった。


「体調は?大丈夫そうか?」


 注文をして椅子に座って待っていると、五十嵐くんが心配そうな顔を私に向ける。


「平気だよ……でも……誠くんたちの前で、上手く笑える自信ない」


 私はいつだって、誠くんの前では笑顔でいたい。


「私なんかのために、心配かけさせたくない」


「じゃあ、このまま一か月休んじゃえよ」


「えっ、い、一か月って」


 なんでもないように五十嵐くんが言うから反応が遅れてしまった。

 私が驚いたように振り返ると、そこには意地悪な笑みを浮かべた五十嵐くんがいる。


「手術ってのはさ、体の病気を治すもので、『心の病気』は直せない」


「なんか、医者の息子さんらしい言葉だね」


「その通り。俺は将来、医者になるんだ。だから、お前が結婚する男……誠とか?」


「へっ!?」


「小林夫婦の主治医になる予定なんだからさ。若いうちに変な病気になられたら困るんだよ」


「ふっ、夫婦!?っちが、私と、誠くんが夫婦なんて、む、無理だからっ!」


(い、五十嵐くんいきなり、なに変なこと言ってるの!?)


 顔が熱くて、変な汗が額からあふれ出て止まらない。それなのに、頭の中ではウエディングドレスに身を包んだ私が笑顔で新郎である誠くんに抱き着いていた。


「け、結婚なんてっ、無理だよっ!だ、だって……私、綺麗じゃ、ないから」


 私の体にはもう沢山の男の手が触れている、体の外だけじゃない、全てだ――。


「冬美」


 五十嵐くんは私を元気付けるために言った言葉は素直に嬉しかった。

 でも、私の体はそれを素直に受け取れない体になっていた。


「やっぱこういうのは孝志が上手いんだよなぁ……ごめん、なんか逆に気使わせた」


「ううん。……大丈夫。番号呼ばれたから、取りに行ってくるね」


 番号の書かれたレシートを持って立ち上がると、五十嵐くんが私の名前を静かに呼んだ。


「何度も言うけど、お前はもっと自分の未来を考えろよ。自己中でいいんだよ。それくらいしたってバチなんてあたらねぇから」


「五十嵐くん……」


 五十嵐くんの言葉に、私は持っていたレシートを強く握りしめた。


「五十嵐くんは……どうして、そこまで、自分を殺して。人にやさしくできるの?」


 私の問いに、五十嵐くんはゆっくり目を見開くと穏やかな笑みを浮かべた。


「殺してるんじゃない。俺は、誠たちと会うまでずっと死んでたんだ」


「えっ」


「俺が、はじめて『大切』にしたいと思った人間が……お前らなんだよ」


 私は、五十嵐くんの言葉を聞いて『納得』してしまった。


(あぁ、そうか、だから……)


 私の知ってる『もう一人の五十嵐くん』は、死んでた方の五十嵐くんだったんだ――。



◇◇◇



 もう一人の五十嵐くんの存在を彼自身は知らない。


「あれ?珍しいね、今日はお家に帰らないんだ」


「!五十嵐く……じゃないね。あなたは、もう一人の五十嵐くん?」


 もう一人の五十嵐くんは必ず『夜』に現れる。不思議なことに孝志くんがいた頃にはもう一人の五十嵐くんが出てきたことは無い。


「キミの知ってるボクも、今のボクも同じ五十嵐くんだよ」


「違うもん。五十嵐くんはそんな喋り方しないもん」


 三人での夜ご飯から孝志くんが抜けたら現れるようになった。出てくる時間は決まっていない。神出鬼没で、いつの間にか後ろに立って耳元で声をかけてくるから心臓が持たない。


(好きとか、そういう気持ちはないけど……五十嵐くんみたいなイケメンに近づかれると、友達でも緊張する)


「これは個性ってやつだからね、ボクはもう一人に合わせるつもりはないよ」


 もう一人の五十嵐くんは、喋り口調は丁寧なのに、傲慢で冷酷で――


「今日はお店に行って、()()()()()()しないの?」


 すごくデリカシーの無いやつだ。


「……」


 この人が何者かは知らない。二重人格ってやつなのかもしれない。五十嵐くんだとわかっていても、苦手だった。私は無言で漫画に目線を戻した。


「お?無視って選択するのか。ボクにはわからないなぁ」


 もう一人の五十嵐くんは……いや、今は『彼』と呼ぼう。


(だって、この人は五十嵐くんじゃないから)


 彼は、笑いながらキッチンに立つとポットに水を入れて火をかける。


「勉強は、サボってないよね?」


 五十嵐くんは両親との約束で毎日必ず5時間は勉強しなければいけないらしく、夕飯を食べ終えると彼は勉強のために自室に籠る。


「全部終わらせたよ。サービスで昨日のぶんの課題も解いておいた。まぁ、簡単すぎて10分もかからなかったけど」


 彼は喋りながら戸棚からパックのコーヒーを取り出した。

 五十嵐くんは紅茶が好きだけど、この人はコーヒーしか飲まない。


「キミが不幸だと思ってることなんて、世界では当たり前にあるコトだ。キミよりも、酷い目に合ってる人間なんて数えきれないほどいる」


「っそんなことわかってるよ」


「むしろ、世界に無いのは、キミが今読んでる『異世界転生』だよ。興味深いよね、考えることが嫌いなくせに強い欲望や娯楽を求める人間が好きそうな物語だ」


「それ、褒めてないよね。まぁ、私も……現実が辛いから死んで異世界ではハッピー!なんて、都合のいい世界嫌いだよ」


 都合がいい甘い世界、本当に大嫌いだ。


(現実はそんなに甘くないんだよ……)


「珍しく意見が合うじゃないか。あとでボクにも、その本読ませてよ」


「自分で買えばいいじゃん」


「残念だけど、昼間は『あの子』の、キミたちと一緒にいたい気持ちが強すぎて出てこれないんだよ」


「一生出てこなくていいよ。私、あなたのこと苦手だから」


「人間は面白いよね、他人だと判断したら冷たい言葉を平気で使える。でも、仕事や学校で共に過ごす人間ほど他人なのに、どうして言葉に気を遣うんだろうね」


「そんなの、冬美はまだ仕事とかしたことないからわかんないよ」


 彼はまるで世界を知ってるように、私の知らない世界の話を当たり前のように語る。


「正解は、お金のためだよ。生きていくためにはお金が必要だからねぇ、嫌いな相手でもソレが上司や先輩なら、嫌われないことが一番なんだよ」


「……」


 だから、会話を続けることが出来ない。私はまだ子供で、いつか……きっと、ちゃんとした仕事につけるとは思うけど――


「残念だけど。キミが普通の仕事することは無理だよ」


「えっ」


 まるで、私の心を読んだかのようなタイミングで彼が言葉を挟んできた。

 後ろの方で「ピー」っという、ポットの沸騰を知らせる音が聞こえてくる。


「あぁ、違うな」


 振り返った先のキッチンは照明がついていなくて真っ暗だった。

 暗闇に白い湯気と微かなコーヒーの香りを感じるだけで、彼の表情は見えない。



「生きてる限り、キミはずっと不幸でしかいられないんだ」





最後まで読んで頂きありがとうございました。


Xでは【悪魔のシェアハウス】の自作の表紙を公開してます。

作画から色塗りまで全部ひとりでやってます。

こちらでお見せできればよかったのですが、なろうは表紙設定出来なので(^_^;)


もしご興味のある方は覗いて頂けると嬉しいです!

めっちゃ気合い入れて描いてるので!どの表紙も自信作です!

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