地獄の始まり
「選べ、脳天に鉛玉をぶち込まれるか首をへし折られるか」「ど、どっちもや」俺は男が答えを言い切る前に銃弾を脳天にぶち込んだ。そして偽名で登録してあるスマホで依頼人に依頼完遂の電話をする。
「ほう、さすがはジン、腕がいいのは本当のようだな」「お褒めの言葉感謝する」「金はすでにスーツケースに入れて置いてある、それじゃ」そう言って男は電話を切る。
(出来ればもうちょっと手応えのあるやつの依頼がほしいが。。。。。。新人には無理か)そう思いながら俺は帰路についた。
ー翌日ー
ーアジトー
「君が今勢いを付けている新人の殺し屋、ジンだね?」サングラスをかけて茶色のスーツに茶色の帽子を被った年老いた男がソファに座りながら質問する。「まあな、ここに来たって事は依頼しに来たって事だろ?どんな依頼だ?」「依頼はシンプル、とあるゲームに参加してくれ」「ゲーム?」
「なーに、単純さ。そのゲームでは君も含めて100人の参加者が集まる。みんな殺しの術を持っている。そこで君には94人を殺してほしい」「。。。。。。悪いが無理だ」「どうしてだい?」
「まず不確定要素が多い。さっき全員殺しの術を持ってるといったな。それはつまり殺しの達人や猛者もいる可能性がある、俺はまだ新人だ。そんな奴らに勝ってこない」
「遠慮はいらないからさ、参加するの?しないの?」「。。。。。。報酬は?」「8億」(新人に依頼する報酬額としては破格だな、だが。。。。。。)「やっぱ参加しないわ」「そうか。。。。。」「でも君の答えなんかどうでもいいんだけどね」その直後、俺は意識を失った。
ー翌日ー
俺は妙な感触に違和感を覚え目を覚ます。「ここは。。。。。。」目覚めるとホテルの一室のような場所にいた。
(確か俺はあの老人に殴られ、たのか?)記憶は曖昧で、どうやってここに来たのかも覚えていない。とりあえず横たわっていたダブルベッドを降りて状況を把握することにした。服は昨日着ていた黒スーツのままだ。
そして周囲を見渡そうとした次の瞬間だった。突然大音量のアラームが鳴り響き何事か振り返るとベッドの横に設置されたサイドテーブルの上に置かれたスマホが爆音でアラームを鳴らしていた。
急いでアラームを解除すると、すぐさま謎の画面へと切り替わった。
画面には黄色い目に黒い体の猫が自己紹介と共に状況を説明しだす。「みなさーん!初めましてー!私、ヒトゴロシゲームのマスコット兼案内係の黒猫、タマでーす!気軽にタマちゃんとお呼びくださーい!」
(ヒトゴロシゲーム?)俺の困惑などよそにタマと名乗った黒猫は説明を続ける。「まず!皆さん自分の状況が分かっていらっしゃらないと思いますがあなたたちはヒトゴロシゲームの参加者でーす!」
「ヒトゴロシゲームは総勢100名のバトルロイヤル!殺しの術を持った者たちが最後の5人になるまで激闘を繰り広げる!ちなみに皆様の近くにある拳銃とナイフは初期装備です。そして不定期で様々な所に物質がおかれますのでそれらを駆使してうまく立ち回ってくださーい!」
周りに目を向けると確かにテーブルの上に二丁の拳銃と一本のナイフが置いてあった。「さらに間に様々なイベントが挟まれるのでそれらも上手く乗り越えてくださーい!それでは!」
タマが説明を終えると同時に画面が元に戻る。(これは夢か現実か。。。。。。。。。)とりあえず俺はテーブルの上に置いてあった武器をベッドの下に隠した。(だれかに見つかったら俺が持ってきたと思われかねないからな)
そしてスマホを手に取り操作する。(パスワードとかは特にないのか、不用心だな)ホーム画面には何個かのアプリがあった。「なんだこれ?参加者サーチ?」
試しに開いてみると恐らくこのスマホを中心とした緑色のマップが円形に表示されていた。「この赤く光ってる奴が他の参加者ってか?ははよく作りこまれてるなあ」
他の参加者と思われる赤い光は俺に向かって移動していた。念のためにベッドの下に隠しておいたナイフを手に取ろうとしている時だった。ドアが開かれ、男らしき声が聞こえた。
「おーいどこだーい参加者くーん!なにもしないから出ておーいでー!」そして次の瞬間、俺はナイフを握りしめて声がした方向に跳躍する。
そして視界に入った声の主であろう男はガードしようとするが反応が1秒遅れたためナイフによる俺の攻撃が当たった。。。。。。。。。と思ったら奴はぎりぎりで拳銃でナイフを防いでいた。
「いきなり襲い掛かるなんて失礼だねそんな悪い子には鉛玉をぶち込むじゃうよ!」「やれるもんならやってみろ!」
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