表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/355

誕生日

私は鼻歌が出そうなほど機嫌よくキッチンに立っていた。


何を隠そう、今日は私の誕生日である。

私は初めてキッチンを使う日を誕生日と決めていた。キッチンそのものは早めに出来ていて、使用許可も降りていたが、せっかくの誕生日プレゼント、せっかくの初使用の日。私はそれを忘れられないものにしたかった。だから初使用日を誕生日に決めたのである。


その事を伝えていたせいか、前日にはパントリーも保冷庫もぎっしりと材料が詰められていた。

なんともありがたいことである。


「陛下には足を向けて寝られないなぁ〜」

私はパントリーを覗きながら呟いた。


ちなみに、キッチンには誰もいない。

ここは離れの中にあるので、監視が必要ないと判断されたのだろう。

キッチンがあれば私は離れから出る理由は早々できないと思われる。

私は離れから出ない、侍女や近衛達は私の監視が必要なくなる。キッチンのおかげでwin-winの関係性ができそうだ。


「何を作ろうかな〜」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★書籍版公式ページはこちら!! 書籍、電子書籍と共に3月10日発売予定!

人質生活から始めるスローライフ2
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ