リメリアの過去
魔王ゼルスの暗黒のオーラが世界を包んで数十年の間に王都アナタリアにはある人間が生まれていた。その人間が子供になった時、身近な人間にはその子供の魔法と術の能力が子供にしては高い事は知られ始めていた。身近にいた人間は子供の能力が高い事を隠そうとしていた。身近な人間はその子供の能力が高い事を知られたくないかのようだった。能力が高い子供はその後もその能力を知られないまま大人の人間に成長していった。成長した人間の魔力は日々増大し抑え込む事をしていないと体の中を暴走するほどになっていた。大人になったリメリアは魔力と術の能力が高いという事が身近な人間以外にも知られ始めていた。それまで何とか隠し続けていたことが出来なくなっていった。リメリアはこの暴走しそうなこの能力を抑える為にある場所に行く事にした。王都アナタリアにある魔法屋だった。その魔法屋には魔力をコントロールする事が出来る人間がいた。リメリアはその人間を頼る事にした。リメリアは魔法屋に着くと扉を開け中にいる人間に話しかけた。そこにいた人間はリメリアを見てその体から溢れていた魔力の凄さに驚いて奥にいる人間に報告しに行った。奥から報告しに行った人間と如何にも凄そうなオーラを持つ人間が現れた。
オーラを持つ人間はリメリアを見てすぐに奥の部屋に来るように言って奥の部屋に戻っていった。リメリアはその言葉の通り奥の部屋に行った。奥の部屋は何かの儀式が出来るようになっていてオーラを持った人間はリメリアが部屋にやってくるとリメリアに話を聞いてきた。リメリアは今までの事を話すとオーラを持った人間は儀式を行う準備をし始めた。オーラを持った人間は儀式を行う準備をしていた。この人間が魔力をコントロールする事が出来る人間なのか?リメリアは少し気になっていた。儀式を行う準備をしている人間を呼んできた人間がこっちに向かって来たので話を聞いてみると儀式を行う準備をしている人間について分かった事があった。名前はメリコット=マリルと言って魔力をコントロールする事が出来る人間だという事もわかった。儀式の準備が出来てマリルはリメリアを呼んだ。リメリアが呼ばれていくとマリルは儀式を始めだした。儀式が始まるとマリルは術の詠唱を始めたがマリルの詠唱している言葉はリメリアにはわからなかった。それから術の詠唱は数時間続いた。マリルが詠唱していると辺りに術の効果なのか詠唱に合わせて魔法陣が現れた。魔法陣が現れるとマリルが顔の向きでリメリアを魔法陣の中に入るように指示をした。マリルの指示通りリメリアは魔法陣の中心に入っていった。リメリアが魔法陣の中心に入るとマリルは術の詠唱を早めて術を完成させていく。術の詠唱はさらに加速してから少しして術の詠唱は終わり術が完成した。術の完成と共にリメリアを光が包み込んでいった。リメリアを包み込んでいった光が消えていくとリメリアの体の中で暴走し始めていた魔力はコントロールを取り戻しリメリアの体の中で納まっていった。
魔力を抑制させる儀式が終わってマリルは体力を使いすぎたのかくたくたになっていた。リメリアは儀式が終わるとマリルの方に近づいた。リメリアはマリルを開いている部屋に連れて行った。部屋で横になったマリルからリメリアに魔法屋で働いてみないか?と言われた。リメリアはその言葉に一瞬ためらったがマリルは言葉を続けた。リメリアの魔力はコントロール出来るようになったが完全なものではなくちょっとした事でまたコントロール出来なくなることがあると言ってそれを防ぐ為にこの魔法屋で様子を見たいと言われた。リメリアはそこまで聞くと魔法屋で働くことに決めた。そんな話を聞いた後次はツクレードの話だった。