【変わり果てたフェアリー族の里】
フェアリー族の里に一体何が起こったのか?疑問に思いながらもパルとツクレードは、フェアリー族の里への道を進んでいた。もうあのカオス教の教祖はいないはず・・・・・・険しいエリザレス山脈を無我夢中で進みメイロー樹海の中を霧が出ても構いもせず抜けて行った。そしてしばらくしてフェアリー族の里へと辿り着いた。たどり着いたパルとツクレードが見た光景は焼け崩れたフェアリー族の里の姿だった。時を越える前に来た時に見た光景とは全く変わっていた。パルとツクレードは、変わり果てたフェアリー族の里の中へと入って行った。里の中には動くフェアリー族の気配は感じることはなかった。けれど生き残っているフェアリー族がいないかを必死に探し回った。だがやはり気配は感じなかった。里に何かが起こったことは間違いない何かそれがわかる者がないか・・・・・・諦めかけたその時パルとツクレードの頭の中に声が聞こえてきた。【ここに来た者よ!!このフェアリー族の里は何者かの襲撃によってこんな姿に・・・・・・】パルとツクレードは、頭の中に聞こえる声に【手がかりはあるのか?】と呟いた。すると【一人だけ見た事のある顔だった。あのカオス教の・・・・・・】そう頭の中に聞こえた声が呟いた後その声は聞こえる事はなかった。パルとツクレードは、聞こえてきた声の中にカオス教という言葉に驚いた。カオス教は、もうこの世界にいないはずなのに・・・・・・そう疑問に思いながらもリメリアとオルドラの元へと戻る事にした。