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②  ゴブリン

1日投稿遅れました。すみませんm(_ _)m


「っこじゃjんjづ?」


 っ!?

 

「づhyっkt?」


 うわぁ。まじか。

 まともに喋れないんですわ。いきなり致命的すぎ。

 流石にしゃべれないとは思わなかった。よし受け止めよう、受け止めた。

 ここは......?森?

 

 そう、ここは森。大陸の隣の島国に存在する。といっても魔森と言うところだが。魔森はこの世界、「ロスト」の中に幾つも点在する。

 この魔森には魔物がよく沸くのだ、魔物は何処にでも沸くのだが魔森以外に沸くことは稀なことなのである。理由は、魔物は魔のエネルギーがぶつかりあって空間に歪みができ、そこに魔物が発生する。魔森にはその魔のエネルギーが普通の場所より多いからである。規模は本当に小規模な所でスライムしか発生しないところや真龍など強者達がいる大規模なものまで幅が広い。今、雫がいるところは魔森の中でも中の下と言った所だ。が、この森は深すぎるのである。深い故に魔物の量が異常で、魔物同士で戦いが起こる。勝者が低確率で上位者に進化し、それが身を守るためにまとまりを作り、ある程度安定したら他のまとまりを攻める。この繰り返しで、古参の魔物が頂点にくる。やがてその古参も魔王がいなくなった今、人間の国に攻めようと考える。その逆にまともな考えができる者もいるのだが本当に少数故に戦力で押しつぶされているのだ。 


 ガサガサ ガサガサ

 誰かいるな。2、30人といったところか。

 せっかくだしスキルの確認しとくか。 

 リーダーらしき人?が合図のような声を発するとたちまちのうちに取り囲まれてしまった。

 出てきたのは緑色で背が子供位、顔がなんとも言えないようなとにかく怖い顔をしている。手には棍棒が握られている。直感した。ゴブリンだろう。

 決めた、こいつら部下にしよう。

 

「全操者」を発動しますか?  動揺してしまったがあの機械音を思い出す似た声をしている。もちろん、YESだ。

 

 下に落ちてた木の棒をそっと持ち上げ構える。

 ゴブリンが動き出した瞬間を捉えるために意識を集中させて......ザッ 今だ

 ゴブリンの脇のめがけて棒を降る。ドッ 鈍い音が聞こえた。

 倒れ込んだゴブリン、他のゴブリンが気を取られてる間にもう一匹っ!

 ゴブリンが一斉に動き出したかと思うと、なんとその場に全員が頭を垂れたのだ。

 動揺作戦かもしれない、気を引き締めよう。

 

「スイマセンデシタっ!!マオウサマ。ドウカブカノイノチハトラナイデクダサイ!ジブンのイノイサシアゲマス......オネガイシマス!」

 

 ん?魔王?

 しばらくするともう一つのスキル「強くてにゅーげーむ」の能力の闘った相手の全てを得られるが発動されたせいか頭にすごい情報量が流れてくる。頭に激痛が走る、頭を抑えながら痛みを耐える。なんとか耐えれるレベルだ。


「っ!ふうふうぐっtふう」


 痛みがだんだん引いてくる。毎回戦うたびにこんなになるのか、いやだなあ。頭に魔物語が浮かんできたので喋れるようになったのだろう。

    

「俺は魔王ではないぞ、魔王とはなんだ?」


 喋れるとは思ったけどなんか嬉しいな。

 気になったことを聞いてみる。

 ちょっと偉そうにしないと舐められるからな。うん。

  

「ハイ、マオウサマはマモノのチョウテンにタツオカタ。マリョクがニテイタノで......」


「ふむ、魔王というのもあながち本当かもしれないな。」


 ニヤリと笑う。


「それでなんで魔王かもしれない俺を襲ったんだ?」


「ハイ、ジツハ........」 


この魔森で争いが起きているのか、人間を攻める側とそうでない側。このゴブリンたちはそうでない側だそうだ。他にも仲間は居たそうなのだが遂に村を攻められて女子供をここまで連れてきたんだと、因みにコイツは村長の息子さんらしい。名前は無いらしいので後で付けてあげよ、コイツだけ妙に体つきが良いとおもったらこの世界にはステータス、レベルが存在するらしく674lvだそうだ。1000lvで進化らしい。村長さんは進化済みでホブゴブリンなんだと。674の数字の驚いたが4桁進化を成し遂げた村長さんて.....これが当たり前なのか?それとも異常?見てみたいものだ。ステータスは相手の了承を得れば見れるらしいから後で自分とコイツのステータスを見てみよう。話を戻す、攻撃した理由は俺が敵の手先だと判断したからだという。まあいきなり現れたら敵と思うよな。これから俺も世界統一するんだし結局は村とか襲う事も考えてたけど良い奴守ってやったほうが良いからな。一仕事しますかっ。張り切っちゃうぞ~。

 

「じゃあ村取り戻すぞ!」


「「「「「ハイっ!イッショウツイテイキマス。」」」」」


「じゃあ先ず戦力がどの位かある程度確認しときたいからステータスを一人一人見せてくれ」


 ブラッド・ソード  

 村長の息子に名付けた。ネーミングセンスは......聞かないで下さい。

 こんな名前でもブラッドは大喜びしてたので良しとしよう。体格がちょっと良くなってるのは気のせいだろう。

 ステータスは本当にブラッドだけが頭一つ飛び抜けていた。他にもついてきた戦闘兵もすごかったのだが、女子供も遥かに基準を凌駕している。因みに基準というのは人間のだが。←ブラッド情報

 ブラッド曰く人間には冒険者がいて、SSS~Fまでのランクに分けられている。その中のAランクパーティー

に負けを取らぬくらいだとか。こういうと人間があまりにも弱いと考えるかもしれないのだが、この島全体を囲っている魔森の魔物があまりにもつよすぎるのだ。本来ならばAランクパーティーが集まれば真龍を倒せるとか。まあそこら辺はおいおいわかってくるだろう。

 相手の戦力は聞くまでも無いがブラッドよりも強い親父が危険を感じて女子供を逃させたのだ。

 慎重になるべきだろう。

 あんまり悠長にしてられないな、今日中に作戦を練り明日か最低でも明後日には行きたい所。早く行かないと村に戻れば蛻の殻ってこともありゆるわけだ。

 ここに追撃が来ることも考えて簡単な落とし穴とバリケードを作らなければ。

 

 ブラッド・ソード ゴブリン ♂ 674lv 

 称号:ゴブリンを極めし者

 筋力:1680

 体力:1730

 耐性:3280

 俊敏:9840

 魔力:420

 魔耐:8450


主人公のステータスです↓


霧雲 雫  ???  男  1lv

称号:神の使い 魔王 

筋力:89439

体力:76824

俊敏:98424

魔力:298767

魔耐:83492

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