① スキル
ふと何をとちったのか小説を書いてしまいました。
こんなものを小説と呼べないですが呼んでくれると泣いて喜びます。
ピリリリリリっピリリリリリっ
目覚まし時計が鳴り響く。
止めようと手を伸ばす。
「ん」
が、そこにはなかったのだ。困惑しつつまだ起きてない目をこすりながら辺りを見回す。
見渡す限り続く真っ白い空間に気が狂いそうになる。
「いやいやいや、ココ何処?」
思わず独り言をつぶやいてしまった。恥ずかしい。
俺は先ず状況を頭の中で整理した。うん、状況整理は何時何時でも怠るなっ!ってばっちゃん言ってた。
俺こと霧雲 雫は両親に恵まれ、父さんにはいろんな技術を叩き込まれた。
いろんなと言っても 武 だけだ。父さんは一体何者かは俺にもしらない。聞いても笑ってごまかせられるからだ、けど大体は予想はつく。そして母さん、この人も末恐ろしい。過去に最も入学するのも卒業するのも最難関とされていた大学を合格したのだ。母さんはさも当然のようにありとあらゆる知識を俺に授けこの大学をおとそうとしたのだ。俺もびっくりなことだが合格してしまったのだ。別に苦しくもなかった。と、いうより楽しかった。父さんにも母さんにも感謝している。
そして無事に卒業し俺も就職に差し掛かったのだが一一一どうやら死んでしまったらしいトラックに轢かれてそのままお陀仏だそうだ。とういうのも、記憶がちらほら飛んでるのだ。あたりまえっちゃあたりまえか。
体が時々外見はなんともないのだが痛むのもそのせいだろう。
「うおおっ!って机?....と本?いや液晶...パッドか?かなりでかいぞ。」
びっくりしたあ。心臓飛びてるかと思ったよ。いやまじで。そこには先程までになかった物が出現したのだ。
この"パッド"パソコンの画面みたいにでかいな、とか思ってるとパッドが急に光だし壁もない空中に映像を映し出したのだ。驚いていると、
「スキルを選択して下さい.....」
そこからいかにも機械ですと主張するような声が聞こえたのだ。
いや、そんなことはどうでもいいな。この機械が言うスキルというの一体どういうことなのか。
しばらく考えていると、
「スキルとういう物は生まれる時、神々からの祝福を一人一人受け特別な何かを得られる事ができる。その何かをスキルと言います。ですが神々、と言っても本当に微妙なものが多いです。例えば「剣の使い手
中」こんな大層な物は初代国王、強力な魔王と言った歴史上では数えるほどしかいないのです。」
ん?いまなんか魔王とか言いませんでした?気のせいか。
「はい、魔王です」
んん?
「はい?ああ、言い忘れてましたが、貴方はこの度転生することになりました。転生先は異世界ですっ。」
なるほど、さっきから話が噛み合わないと思ってたら....異世界か、なるほど、じゃねえええええええ。
なんだよ異世界とかっ!最初っから言えよ!でも面白そうだしな。
まあ、仕方ないか。でもなんで転生?
「先程も言ったように貴方には異世界で生き抜くためにスキルをお渡しします。もともとのスペックはかなり異常ですが転生先には魔物などがうようよいます。現在魔王という魔物を統括する方もいなくなっており
見つかったら問答無用で殺されます。人間もいますが初代とはかけ離れて人間とは違う何かになりそうな勢いで暴落していっています。掛け合ったところで話にもならないでしょうね。そ!こ!で!転生者様の番です。この世界をまとめあげ再び輝いていた時代に戻してもらいたいのです」
うん、ちょっと今ミニ混乱中。一気に喋られても困ります。なにこの世界怖すぎ行ったら殺されるとかやだあなに?
そんでもって世界救うとかこの子頭大丈夫かしら。そんな大層なことは出来ません。
天国に帰らせて下さい。
「貴方に拒否権はありません。」
これ以上言ったら抹殺されそうだからちょっと黙っておこう。
「では先ずスキル選びですね。貴方にはスキルを2つ選択させてもらいます。どうぞ。」
どうぞってなにあに?勝手にやれってことですよね?そうですよね?
映し出されている映像に近寄ってみる。
すると画面が切り替わりスキル一覧と言うものが出て来る。
その下には縦にずら~っとスキルが書いてあって更にした、選択という文字が浮かび上がってくる。
なるほど、この中から2つか....多いな。見ながら思ったこと、全部のスキルがチート過ぎること。
おかしくない?だって「剣の使い手 神」だよ?ランクはわからないけど絶対中より神の方がすごい。
この膨大の量のチートスキルから気になったものを並べてみる。
「魔獣使い」... ありとあらゆる魔物、獣を操るスキル 操るのは操りたい相手に自分より強いと思わせること、これにより魔物または獣が一生の忠義を示してくれる。
「コミュ力UP 神」... 誰とでも100%仲良くなれる。
「国を作る」... お金を用意することで記憶にあるものを全て作れることができるようになる 作ることが難しいのに比例して費用が掛かる。
「強くてにゅーげーむ」... 闘った相手の全ての情報が得られる 死んでしまった場合その時のステータスを受け継ぎ、なおかつ得た経験値を能力に与えることができる。
全てすごい魅力的なチートスキルだ。幾つか謎なところがあるが使っていくうちにわかるだろう。
悩みに悩んだ挙句、やっとスキルが決まった。
「全操者」 「強くてにゅーげーむ」
ここまで呼んでくれて誠にありがとうございます