村長!?
ゆっくりまったり
当分会えないとはどういうことだろう?
「二人でどこか行くんだっけ?」
妹が心配そうな顔をしてみてくる。
「ホントに大丈夫?お兄ちゃん」
ホントにお兄ちゃん知らないんだからそんな顔しないで・・・
「最近記憶が曖昧で・・・」
目をそらしながら言う
「・・・明日お兄ちゃんが18の誕生日で大人の仲間入りだから、お父さんの変わりに村長をしていたお母さんから、お兄ちゃんが村長やるから私とお母さんが、町で仕事をしているお父さんの所で一緒に暮らした方がいいって言ったから準備してたんだよ」
・・・え?父さん町にいたの?・・・そういう家族の情報だけはあるな
って俺村長やるの?やたら家がでかいとおもったら村長だったか
なにやればいいかさっぱりわからんのだけど・・・まぁなるようになるか!あとで母さんに聞こうっと
「お父さんもお母さんも泣きながら喜んじゃって・・・良くできた息子にそだった!って言ってたね。それにお兄ちゃんがレイラを魔法学校に行かせてあげてって!お父さんに頼んでくれたし・・・一瞬固まってたけど任せなさいって言ってくれたわ」
俺そんないいお兄ちゃん設定にされてたのか・・・女神様設定か・・・
「そういえばそうだったな」
初耳だけど俺は一人の方がやり易いかもしれない。会おうと思えば会えるしな・・・多分
「明日の馬車で途中の村を経由して3日くらいかかるって」
馬車で3日って結構あるな!
「気をつけて行くんだぞ」
「大丈夫よ」
自信満々でそう答える妹
「さぁお母さんと豪華な料理作ってお祝いしないとね!」
こうして三人での楽しい1日は終わっていった。