チュートリアル終了
突っ込みの嵐
そう、そいつはそこにいた。
明らかにさっきのやつらとは格が違うと一目でわかる。
「うちの精鋭たちを殺ってくれたな」
散らばる死体を見て怒りが満ちている
「『やられる前に殺るのがこの世界の理でしょ』」
そう笑顔で答える
「確かにな、まさに弱肉強食の世界・・・だな!」
そういった瞬間に大剣を抜き斬りかかってきた!
俺はギリギリのところで避ける
「『将軍がそんなに短気でいいのかしら?』」
女神様ぁ~煽るのだけはいけないと思います!
「黙れ!」
大剣を振りかぶって斬り込んでくる・・・!なんか赤い!
「『ストーンウォール』」
石の壁が目の前に現れ攻撃を防ぐ・・・が、大剣が灼熱に燃え上がり壁を切り裂く!
「こざかしい!」
灼熱の連続斬りを放ってくるが・・・攻撃に合わせてストーンウォールを発動させ避ける。
「『燃やして斬ることしか出来ないなんて所詮はゴブリンか』」
また煽ってるし!どんだけ煽るんだ!
「くそ!貴様何者だ?勇者なのか?」
いや、それはないって!
「『私は女神だけど・・・なにか?』」
女神ってばらしてるし!イイのかそれ!介入OKなのか!
「女神・・・だと?こんなことができる女神なんているはずが・・・!まさか・・・あなた様は!!」
いきなり敬語になったけどこの女神様の正体知ってるのか?
「『あらあら・・・ゴブリンの癖に物知りなのね!』」
ズドン!
俺の手にはS&W M500が握られ火を吹いた後だった
頭が吹き飛ばされたそれが倒れる
「『世の中には知らなくても良いことがあるのよ』」
イエス、マム!いつかはわかるだろうが今はまだ早いということにしとこう。
「『もうちょっと遊びたかったのに・・・残念』」
チュートリアル終了ですか?
「『そうね!最後以外は楽しかったからまた殺りにくるわね』」
女神様こわ!是非来てくださいとしか言えないわ!
「『それでは、自由に良き異世界ライフを楽しんでね』」
女神様が抜けた感覚がしてすぐ声がした
『大量のゴブリンは宜しくね~・・・終わってるかもしれないけど』
・・・あ・・忘れてた‼って終わってるって?
『あなたなら余裕よ、余裕!妹と頑張りなさい』
そうだ!とりあえず合流しないと!
ジェネラルの持ち物と死体も入れられたから忘れずに拾い走って合流場所に向かうルークだった。