チート野郎
チート野郎でした
チュートリアル、それは最初の基本動作を確認するという簡単なことだが、目の前には中ボスみたいのが5体と奥の方にはボス級が待っていた。
「『いらっしゃいな』」
そう言った途端に5体同時攻撃を仕掛けてくる・・・が
「『もう遅いわ』」
いつの間にか俺の手には、金色に輝く彫刻入りの50-aeが両手でしっかり握られていた。
女神様は満面の笑みを浮かべているだろう感覚が伝わる
バン!という音が五回鳴り響く
両手足を弓矢で撃たれた仕返しのように、一体づつ手足撃ち抜かれちぎれ飛んで倒れていた・・・息はまだあるだろう
この中のトップらしきハイゴブリンは首を狙ったが鉈でガードしたらしく首は残っていたが折れた鉈が突き刺さり倒れていた
「『楽しいわ~』」
弾倉を替えながら言う。
「『この銃を撃ってる修道院のおばあちゃんが、格好良くていつかやってみたかったのよ』」
アニメ好きな女神様だった!?
「『あなたの能力理解できた?』」
早業過ぎてよくわからなかったんですが・・・
「『ならもう一度、説明しながらやってあげるわ』」
楽しそうに能力の説明が始まった。
「『まず弓を現代化魔法で50-aeに現代化して』」
ちょ!もうわからないんですが!
「『そういうあなたのオリジナル魔法よ、私の力作』」
なんでもありなのか!異世界すげぇ!
「『ただし、固定化しないと5分くらいで元に戻っちゃうのが難点ね』」
十分強いんですけど・・・
「『固定化しないとmpは消費しないけど、固定化するとガッツリmpを持ってかれるわ』」
なるほどなるほど
「『それとあなたのもうひとつの能力はこれよ』」
ガチャガチャガチャとなにかが落下した・・・
それを拾う、これはマガジン?
「『そうマガジン、増殖っていう能力よ!なに増殖したってmp1しか減らない優れものよ』」
・・・俺はチート野郎に成り果ててたのか!
「『さっきは7本の矢を現代化して50ae弾をつくり、私の空間転移魔法で弾込めして、弾のつまったマガジンを増殖をして次弾分を作っといたわけ』」
まさに神業ですね!
「『今のあなたには空間転移魔法は使えないからできない芸当だけど、いつかはできるわよ』」
と、言いつつ倒れているハイゴブリン達に追い討ちをする女神様
また五回の発砲音、今度は頭を吹き飛ばした。
「『聞かれたからには生かさないわよ』」
聞こえる声で喋ったの誰だよ‼
「『奴らからもらえるものは貰っていけば?』」
そんなに持てないんですが?
「『なにを言ってるの?あなたにはアイテム貯蔵庫も無理やりぶちこ・・・入れといたのよ』」
ぶちこんまれてたのか・・・俺かなりの危険人物や
「『さてと、次はあいつね』」
そう、そいつはいつの間にかそこにいた。