騎馬戦(400字短編小説)
運動会前日。児童と教員は力を合わせて運動会の準備をしていた。
「ほら、次はテントたてるぞー!」
「イスしっかり持って!」
などあちらこちらから声が聞こえる。
私はドキドキとしながら、テントに挟まれた児童がいないか、児童が椅子などでふざけて遊んでいないかなど見て回っていた。
そんな心配もどこ吹く風か、児童は元気よく準備をし、無事に終わった。
「センセーさよーならー」
「気を付けて帰れよー」
そんな声が校門から聞こえた。
運動会当日。澄み切った空。
種目は最後の騎馬戦になった。
私は児童が騎馬から落ちないかドキドキしていた。
その時、騎馬同士がぶつかり、一人の児童がバランスを崩し落ちてしまった。
誰もが骨折などよくある出来事だと思った。しかしその児童はピクリともしなかった。
私はドキドキが止まらなかった。この時をずっと待っていた!!来年からは独りじゃないんだ!!友達ができた!!
友達を握る手にも、一層力がこもった。
自分で読んでいてくそつまらないので、出直してきます。