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本当の幸せ  作者: 蝶屋 綺羅
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幸せ横丁

「幸せ横丁って知ってる?」

ある一人の女子の言葉でさっきまでうるさかった教室がしんと静まり返った。

「幸せ横丁?」

そう言ったのは、クラスの中でも目立つグループに入ってる上原さんだ。

1学期が始まって席決めをした時に隣の席になった。

小4になって初めてクラスが同じになったので、最初はお互い相手のことを知らなかったので気まずかったが、今は普通に話す仲だ。

「知ってる?夏子。」

私は雑学などが得意なのでこちらに聞いたのだろう。だが、私も“幸せ横丁”は知らない。

「ううん、知らない。」

そう答えると、上原さんはやっぱりといったような表情でこう言った。

「あー。雑学とか地名とかじゃないのかー。」

その言葉の意味がイマイチわからなかったので上原さんは首を傾げている私を見て教えてくれた。

「雑学とか地名とかじゃないっていうのは、『噂』って意味。夏子そういうの得意じゃないでしょ。」

ああ、そういう意味か。

「皆さん、静かに‼︎」

さっきの事でまたざわざわした給食中の教室がまた静かになった。

まだ食べ終えていない私の煮込みハンバーグはまだ温かかった。

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