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おはようからおやすみまで(永眠的な意味で)

作者: 木星人

目の前がまっくらになった!


おかしい、俺はいつもつけている起床用の携帯のアラームが聞こえたから起きようとしたはずなのに。


目を開けようとしても何かにふさがれているようで目を開けていることもままならない。

それどころかかなり重いものが頭の上に乗っかっているような感覚さえする。


うちで飼っている猫のにゃにゃおが、起きろと言わんばかりに俺を窒息させようとしているのか。

そう思った時に気付いた。

起きてからこの重みのせいでまともに呼吸ができていない。


「ふぉいふぇふふぇお(どいてくれよ)」


俺は猫をどかす為、両手を頭の上に挙げた、すると。


モニッ…


おおよそ猫らしからぬ質感の何かが手に触れた。

予測していたふさふさの毛の感触ではないことに気付いたが、

寝不足かつ酸素不足の頭では、それが何かを考えることもままならず、

どかすためにさらに手を動かす。


モニュモニュ


感触として帰って来るのは

心地よいもみ心地だけ。


「なんふぁふぉれ(なんだこれ)」


むりやり口で呼吸をしつつ、その感触の正体を探ろうと手探りをし続ける。

すると急に視界に光が戻った。


深呼吸をしつつ、寝床から上体を起こす。

いつもの俺の部屋、上ったばかりの太陽が窓から眩しい光を差し込み

本や同人誌でぐしゃぐしゃの床を照らす。

ドアの近くでは、えさを待つ猫が猫座りで俺の起床を待っていた。


ただ…


ただひとつだけいつもと違うのは、

差し込む日の光に照らされて、きらきらと光る金髪の

なぜか顔を真っ赤にした女の子がにらみつけていたことぐらいだった。

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