現実世界 3話
あのあと、あのまま学校へと一緒に登校をした。
一緒にと言っても途中までで、もし俺が冥夜…一応俺の物だから呼び捨てだが…と一緒に登校なんてしたら絶対にうるさくなり俺のストレスが溜まってしまう。
それで学校は緊急時以外は喋らないようにと言っておいている。
そんなこんなでいつもと変わらない学校生活をし、昼休みがやってきた。
「メールか…」
刹那様、お弁当を作ってきましたのですが。どう致しましょうか?
「………」
あー…確かに今日は弁当俺持ってきてなかったな。じゃあ、俺は屋上に行くから少したったら持ってきてくれる?
送信を確認すると席を立ち屋上へと向かう。
五分程度待つと冥夜が屋上にやって来て、お弁当を渡してくれた。
「ありがとう冥夜。これから冥夜は教室へ戻るのか?それとも一緒に食べるか?」
「はい、ご一緒させてもらいます刹那様。」
そういい俺の左後ろへと座る。
「……冥夜。」
「はい、どうかいたしましたでしょうか刹那様。」
「お前の分は無いのか?」
「はい。作ってきておりません。ですがお気をなさらず刹那様はご自分のお弁当をお食べ下さい。」
そう冥夜は言ったが、俺は箸を取って、中に入っていた、だし巻き玉子を冥夜の口へと入れた。
うーむ……エロいな…
俺が冥夜の口へと入れた箸、それを取り出した時の冥夜から箸まで伸びる唾液…見事だと言ってもいいであろう。」
俺は嫌いな人とのこういった行動を嫌うが、今日実際に少し話してみて俺は冥夜を気に入ったようだ。更に冥夜みたいな綺麗系美少女なら尚更だ。
ん?冥夜が赤いな……
「刹那様…お気持ちが漏れておりますよ…///」
「ん?あぁ、すまん。嫌だったか?」
「いえ!違います!嬉しいのです!
実は私は昔から刹那様を見ていたのです!そして、こうして刹那様に仕えるようになり。こうしてお昼をご一緒できる様になり。感動しております!ですので決して嫌なんて思っておりません!!是非!是非!私に何でもお申し付け下さい!私は刹那様の為ならば命を張ってでもお守りいたします!」