初物を3つ食わせられた話
上上手取さんの本日のお題は「花」、いかがわしい作品を創作しましょう。補助要素は「朝」です。
チュンチュンと、雀が鳴く声で目を覚ます。まだはっきりとしない頭で布団の中を探れば儂以外のぬくもりが3つ。あ~そういえば昨晩はこいつらの花を散らせたんだっけか……と鈍い痛みを訴える腰に意識をやりながらそんなことを思い出す。しかし……いくら前当主だからって三人同時に初夜権を、しかも60の爺に押し付けるもんじゃねぇよ!
儂の一族は初鐘家というちょっと古風な風習を持ついわゆる能力者の一族なんだがその中の風習の一つに当主による初夜権というものがある。
勘違いしないで欲しいのだが何も好き好んで乙女を抱くわけではない。初夜権が行使されるのは大体12~13才位、性教育の一環として行われるため情緒も何も合ったものではない。しかもこの国の食糧事情はお世辞にも良いとはいえないので皆発育不良気味で国3つほど離れた豊かな国と比較すれば子どもたちの肉付きの違いはひと目でわかってしまうほどだ。どうせならふくよかな女を抱きたいと願ってしまうのは悲しい男の性というものだろう。せめて18歳位まで熟れてくれればな。
で、本来なら当主である儂の息子が初夜権を行使する役柄になるはずなのだがあのやろう10年かけて口説き落とした嫁に不義理はできんとか言って儂にその役目を押し付けやがった! 本来ならあいつの初当番だったのに!
「ん~爺おきとるん?」
そう言って身体を起こしたのは三人の中で一番おねえさんの椿。続いて簪と日向も目を覚ます。
こんなことになったのはこいつらにも責任はある。儂は直接血は繋がっていないとはいえよく遊びに来るこいつらを実の孫同然にかわいがっておった。で、こいつらは三人で結託してどうせなら爺がいいとわしの息子の前で駄々をこねまくったのだ。結果息子の思惑も合わさって半ば引退気味の儂に話が回ってくることに。
「ふあ~それにしても昨日はすごかったな~」
「私まだじんじんしてる」
「うちまた爺とやりたい! すんごい気持ちよかったもん」
そりゃそういうお薬を使ったからな。60の爺が素面で3人も相手できるかってんだ。ただ儂の場合、儂の持つ固有能力が関係してくるんだが回復薬や能力値を上昇する道具の効果が出すぎるという特殊な体質がある。
これは、戦などの時には非常に重宝するものなのだが反面薬などは加減を間違えるとひどい目にあうというやっかいな性質を持っておる。
そんな儂が夜のお薬を飲んだならどうなるか……想像はつくじゃろ?
一応前準備はねっとりみっちりやるようにはしておる。初夜権とはいってもただ突っ込むだけなら相手によれば抵抗も激しく当主を傷つけたということで相手のほうが罰を受けてしまう。そういうのが嫌だったので儂は当主になってから前準備だけで意識がもうろうとなるくらいまで優しくしてやることにしているのだ。おかげで翌朝に涙を流す娘さんは見たことがない。……いやもしかしたら影で泣いたやつはおったかもしれんがの。
儂は三人の頭を撫でながら身体に不備はないかを聞いて回る。簪が少し動きづらそうにしているのを除けばおおむね異常はないようだ。というか儂に身体をくっつけてきて何か期待するような目でこっちを見ている。
……これな、初夜権という名の性教育な、だいたい一週間続くんだが……一気に三人も相手にするのはさすがのわしも初めてじゃよ! 当主の時でも一対一が基本でそんなことはなかったぞ! っというかさせなかったぞ! 儂の息子は儂のことを腎虚で死なせたいのじゃろうか?
「爺がその気にならないのなら……」
「無理やり押し倒しちゃえ~」
「うちやり方知ってるよ。この前見た艷本に書いてあった!」
まてまて、椿、簪、日向。お前ら恐れ多くも前当主であるこの儂ににむかって……あ、こら、男の柔らかいところを擦るでない!
だ、誰かおるか! 誰かおるか! 例の薬を至急持ってくるのじゃ! まったく年寄りはもっといたわらんかい。
この後むちゃくちゃまぐわいあった。
ひどい話だ。あと初夜権っていうのを使い方間違えてる気がする
短編創作お題出したーで出てくるお題がなんか偏りを感じ始めたので日常お題ったーにも手を出してみたらとんでもないお題が……




