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・序章・



ねぇ、夏緒なつお





「ん?」


「昨日、殺人事件がおきたんだって」


「ふーん」


「解決しよ」


「は?」


「だからぁ、解決しよーよ」


「何でだよ」


「だって夏緒『タカン』じゃん」


「まーな。でもそれとこれは関係ねぇ。んなもん、【黒い狼(ブラック・ウルフ)】にまかせればいんだよ」


「えー……でも……」


「………………分かったよ。やればいんだろ、やれば」


「やったぁ!夏緒、頑張ろーね!」


「ったくしょーがねーな。……後悔しても知らねーぞ」




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