表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アンティーク・アーティファクト

作者: 師走一八

瞬きひとつ分の刹那

世界には、2つのチカラが在る

一つは『荒唐無稽』アンティークと呼ばれる。御伽話の産物はその世界の法則で、この世界を塗りつぶす。

もう一つは『神話兵装』アーティファクトという名のソレは、この世界の法則で、その世界を切り裂く。


二つの世界はお互いを喰らい合う。食い千切り、飲み干す、覆い被さり、咀嚼する。

これは敗北の為に勝利し続ける少年と、守る為に牙を求める少女のお話し。


絶対的な死を前に、

少年は飽いていた。

ファンタジーの世界でなければおよそ呼吸すら出来ない、無力な怪物達。

竜、巨人、蠢く死体、不死鳥、魔王、妖精、小人、妖怪、天使、悪魔。

囲まれていた。常人ならば、視ただけでも発狂するであろう、『常人ならば』

銀の髪を片手ですきながら少年は、さもつまらなげに、言い放った

「下らん、欠伸が出る」

竜と巨人の大隊が前方を塞ぎ上空には空を埋め尽くす悪魔と天使、背後には有象無象の芥共。

「成る程、これは大掛かりだ。確かに私以外ならば殺れるだろうよ。私以外なら。な」

竜達が勝利の勝鬨を上げる。そうだ勝ったのだ。これで世界は救われる。

突撃が開始される、終焉の時だ。静かに目を閉じる。最期の時だ。

腰の剣に手を伸ばす、抜き放ったソレを空高く、高く、放り投げる。

超重量の激突による超圧縮が開始される小さく、小さく、塵にまで、ジュースを絞るのも忘れずに、朱い、朱いトマトジュース。

「この剣は無銘だが、」

目を開く。

刹那の生への別れの言葉か、それとも憎悪の断末魔か、

「この剣に刻まれたルーンには名が在る、ティールという名だ。勝利を意味する」

つまり

空の剣のルーンが輝く。今、鞘たる神剣がその絶対勝利の理を示す。

「何が在ろうと敗北することが出来ない、呪いの剣だよ」

空から落ちてくる、稲妻の様な動きで、光の速さで、勝利の剣が、『爆撃』する、そして地面には落ちない。

奔る、奔り続ける、其れは本質的には斬撃だが、質量を持った光が行う斬撃は破壊を超えて、消滅まで到達する。

勝利の剣が鳴く、疾く、疾く、死ねと、いや、死では済まさぬ。滅しろ、無に還れ。

そうして瞬き一つ分の刹那、パンゲアを飲み込んで余りあるクレーターが誕生していた。

「これでこの幻想譚には幕が落ちたか、厄介な物だな人の創作が世界を喰らうなんてこと昔の私ならば、三流と切り捨てただろう。懐かしいなあの頃が」

こうして世界を潰し回ってどれだけの時間が過ぎただろう

では、暫し感傷にでも浸ろうか。

おほーーーーまずは序章よーーーーーー

おほーーーー書いた途中でぶんなげたわーーーーー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ