第8話 紳士の罠! 煩悩だらけのすっぽん修業
すっぽん仙人の修行場は、砂漠のオアシスにある「超高級会員制クラブ」のような豪華な建物だった。
「さぁ、悟孫くん。君はあちらの重さ一トンの『金のスッポン像』を背負ってスクワットだ。その間、私はレディたちの『安全』を確保しましょう。ホッホッホ」
「安全ってなんだよ! 目が全然安全じゃないぞ!!」
悟孫が像を担いで、プルプルと膝を震わせている横で、事件は起きた。
「さて、数子様、パイパイ様。砂漠の砂を落とすために、まずはこの『紳士特製・超音波洗浄ミスト』を浴びていただきましょう。これは服の繊維の隙間まで入り込み、汚れを……そして生地の不透明度を一時的に下げてしまうという副作用がありますが、気になさらずに」
「気になるわよ!! スケスケになるってことでしょ!!」
数子のツッコミも虚しく、仙人が壁のスイッチを押すと、部屋中に真っ白なミストが噴射された。
「ひゃあんっ! 何これ、あったかい……。ねぇ数子、なんか服が体に張り付いて……」
ミストが晴れると、そこには驚くべき光景が広がっていた。 チャイナドレスのパイパイは、蒸気でしっとりと濡れ、その曲線美が露わに。一方、数子もニーハイソックスとショートパンツの間から覗く「絶対領域」が、ミストの水分で怪しく光り輝いている。
「ホッ……ホッホッホ! 実に学術的だ! これぞ砂漠の神秘! パイパイ様の背中に一粒残った滴が、重力に従って腰のラインを伝い落ちていくその刹那……。カメラ、あ、いや、私の心のシャッターが止まりませんぞ!!」
「このじじい、ステッキの先に鏡を仕込んでやがる!!」
悟孫は一トンの像を背負ったまま、必死に仙人へ向かって叫ぶ。
「おい、やめろよ仙人! パイパイは俺の嫁なんだぞ……ああっ、動くと腰が! 腰が砕ける!!」
「旦那様ぁ! 助けてぇ! 仙人様の手が、私の『背中のツボ』を押すふりをして、絶妙にブラのホックのあたりをウロウロしてるのぉ!!」
「これは『脊髄調整』という紳士の嗜みですぞ、パイパイ様! さぁ、次は数子様。あなたの脚がむくんでいるようです。私がこの『すっぽん特製オイル』を塗り込んで、膝の裏から太ももにかけて、入念に……そう、指先の一節一節を使って入念にマッサージを……」
「触るな変態スッポン!! 悟孫、スクワットしてないで早くこいつを鍋にして!!」
「無理だぁ! 今動いたら俺の下半身が一生ログアウトしちまう!!」
修行場には、女の子たちの悲鳴と、むっつり仙人の鼻息、そして悟孫の腰が鳴らす悲痛なメロディがこだましていた。
(つづく!)
後書き(担当:ターベジ)
…………(無言でスカウターを握りつぶす音)
……おい。 ……おい貴様ら。 俺様を、いつまでこの「地獄のような茶番」の特等席に座らせておくつもりだ?
空悟孫! 貴様、一トンの像を背負いながら何を見ている! 嫁が変態じじいに「脊髄調整(笑)」をされているというのに、鼻の下を伸ばして「角度的にギリギリ見えるか!?」みたいな顔をするんじゃない!! 貴様は本当に、あの誇り高き……いや、脳筋の戦士の末裔なのか!?
そして作者!! 貴様、筆が乗りすぎだ! 仙人の台詞の語彙力が、戦闘シーンの10倍くらいあるのはどういうことだ!! これでは「龍の玉」ではなく「桃色の玉」になってしまうだろうが!!
……ふん、超ベジタリアンへの覚醒を急ぐ必要があるようだな。 俺様が早く修行を終えて、その「すっぽん」を甲羅ごと粉砕し、空悟孫を正座させて三時間説教してやらねば、この物語のレーティングが大変なことになってしまう……。
おい、次こそは……次こそは、玉の一つでも見つけろよ! エロじじいのマッサージシーンをあと3ページ続けたら、俺様がマジで「はるか未来」からワープしてくるからな!! 覚えておけ!!




