恐怖の大道芸人
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
スライムからのメタルスライムからのヘビーメタルスライムとなり、
更に知識量も大幅に増えてパワーアップしたのだが、やっと屋敷から出れたと思ったら町はゴッソリ消えていた
魔王の仕業らしい
まあ町が消えたことより魔王がいることの方が気になっちゃって
''すまんな、町''
なんじゃかんじゃあったものの、魔王の城にレッツ&ゴーである
魔王が住む場所はなんとなく分かってる
北だ
それ以外は分からない
勇者が説明口調でベラベラと
「よーし魔王の住む北の大地に急ぐぞ!」
とか言ってたからたぶん北だろう
北に向かって進んでいると、なにやら人だかりが出来ていた
「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい、世にも奇っ怪な何でも食う男!」
'なんじゃそりゃ、オジー・オズボーンがライブでもやってんのか?''
気になったので見に行くと、1人の男がコウモリやらハトやらを食いちぎっていた
''まんまオズボーンじゃねーか!''
更に何やらグッズ的なモノを売っている
グッズの名前はデッド・タンバリンと書いてある
''なんだそのレッド・ツェッペリンみたいな名前は''
説明には
「このタンバリンがあれば、嫌いなあの人に死体のプレゼントという名の嫌がらせができる魔法を込めてあるのでめっちゃ楽しめます」
''こえーよ!''
ヘビーメタルスライムは初めて恐怖と冷や汗を体感し、その場からすぐに立ち去った
まだまだ城までは時間がかかりそうである
続く