表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヘビーメタルスライム  作者: アンドレ
はじまりの森編
38/40

魔女は何を煮込んでる?

ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン


ヘビーメタルスライムはアリスと別れ、再び一人旅。

山を越え、谷を越え、またまた山を越えってず〜っと山しかないやんけ。


あまりの急勾配にヘロヘロになるわ、

太陽が落ちてきて夜になりそうだわで、

どうしようかと悩んでいると、

灯りが見えた。


ポヨンと近づくと一件の言っちゃあ悪いが、

ボロ屋敷があった。


家の中を覗き見。

「なにやってんの?」

という声が突然後ろから聞こえ、スーパービックリ。


全身黒でコーデした少女がいる。

Oh...またまた出会いイベント発生か!?なんて思っていると、丁度良かったと言われた。


はて...何が丁度良いのやら。

なにかよからぬ気配がするですハイ。


そのまま家にあげてもらい、泊まりもOK。

話がうますぎやしませんか?


その予感はアタリだった。

少女はぐつぐつと何かを煮込み出した。

変なニオイの紫色の液体だ。


少女がスライムを見ると、目が変わっていた。

おっとろしい今にも食べられそうな感じだ。


明らかに様子のおかしい少女に、テレパシーで話しかけてみた。

アリスの時と同じで、ナニコレ!?ナニコレ!?みたいなリアクション。


しかも謎の紫色スープは怖かったので石化ビームでカチカチしてやったら、

観念したのか参りましたと降参してきた。


少女は魔女と呼ばれ、とある村から追い出され、

ひとりでこの山ん中に辿り着いたと。

そのまま今日まで人里に行くこともしていないと。

つーかもう人里がトラウマになっているようだ。


フム〜なるへそ。

スライムは少し考えた後、自分の故郷の森へ来ないかと誘った。

おれたちトモダチだろ?って言ったらすんごい目を輝かせて頷いてきた。


ちなみにあのスープにはスライムを入れる予定だったとのこと。

くわばらくわばらである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ