表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヘビーメタルスライム  作者: アンドレ
砂漠の国「サンズ」編
29/40

救世主伝説 スライムの拳

ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン


うっ、うーん。

目を覚ましたスライムはビックリ仰天!

目の前には無数のサソリ!

ウジャウジャと黒い背中が走り回る。

気持ち悪ぅ〜!!!


おお、目覚められたか。


サソリ達がモーゼの十戒の如く道を開けると、

物凄いヨボヨボのじいさんが立っていた。

人間っぽい。


我らが救世主よ!スコーピオン族を救いたまへ!


Oh...イッテルイミワ、ヨクワカリマセーンガ、スゴイジシンデスネ〜オジーサァン。


救世主スライム様!どうかこのサソリ達をお救い下さいマシマシ。

我らスコーピオン族はこれだけ数がいるのですが、

獲物が少なくなった事により食料調達が困難になったことであと1日しか持ちません。

どうか我らに恵みを与えて下さいマシマシ。


"ほーかほーか、なるへそねえ。

そりゃあ大変だな。

良し!我が救世主がやってやろう!"

って聞こえるワケねーか。


善は急げ!悪は滅びよ!

とは言いつつも、砂漠には砂しか無い。

そこでスライムは硬い頭を使って閃いた!

養殖すればいいのだ!


近くの漁港(近くと言っても300km先)から魚を持って来て養殖開始だぁ!

ついでに設備と人員も持ってくれば良し!

早速取り掛かる。


この時は意気揚々で全然気付かなかったが、

よく考えれば分かること。

よく考えなくても分かるかもしれない。

養殖だって時間がかかる。

だからあと1日しか持ちませーん言うとる所に持ってきても即効性がないからヤバい。


そういうわけで人員、設備、その他諸々ぜんぶ寄付するから後はよろしく的な感じでオマカセ。


ありがたや〜って言ってたからOK牧場でしょ?

それからポヨンって聞こえたのはスコーピオン族も跳ねながら移動するらしい。

そゆこと。


ヘビーメタルスライムの険しい旅はまだまだ続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ