砂漠の中心でJOVANTを叫ぶ
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
行けども行けども砂漠、砂漠、砂漠。
ランチを出てから早3日。
見渡す限り砂しかねえじゃねぇかぁ!
いくらスライムつってもなんか食いたい。
なんか飲みたい。
"おれはヘビーメタルスライムだぞぉ!硬いんだよ!
メタルなんだよ!熱くなって暑いんだよぉ!"
ヘビーメタルスライムの意外な欠点。
それは自身がカチカチのメタルだもんで、
熱を浴びると非常に高温になるもんで、
体温は急上昇。
おまけに汗もかかないもんだから、
暑いのなんのってまあ地獄なワケ。
Oh...三途の川が見える...サンズだけに。
ってそんなこと言ってる場合じゃねえな。
兎に角、水を...パタッ。
とうとうスライムは動けなくなってしまった。
ああ、この状態VIVANTの序盤みたいだなぁ〜。
Oh...序盤もVIVANTみたいだ...JOVANTってか?
ってそんな事も言ってる場合じゃないけど、
もう動けません。
誰か助けてくれぇ〜
薄れいく意識の中、声が聞こえてきた。
「オイ、スライムがいんぞ。」
「おお〜珍しいなぁこんな所にスライムなんて。」
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
なんだ?ポヨンはおれの専売特許の筈。
おれ以外にもポヨンを使う奴がいるのか?
そんな事を思いながら、目の前がブラックアウトしていった。
続く




