スッパイ・ファミリー
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
りんご農園を後にしたヘビーメタルスライムは、
壊れた馬車と3人家族を発見した。
オロオロしてた家族にどうしたのかと、聞いてみた。
様子のおかしいスライムに驚きながら答えてくれた。
「ああ馬車が壊れちゃってね。これから、ランチという町まで行かなくちゃいけないんだけど、困ったな」
"ふーむここは人助けだ!最近は迷惑しかかけてきてないからなぁ"
スライムは変身!
ゾウのカタチになり、乗れと指示。
ゆっくりではあるものの、着々と進む。
途中途中で休憩し、水を補給。
スライムも草などを食べ、また進む。
峠道では坂道がキツく、しかも雨が降ってきた。
"Oh...膝にくるぜぇ〜"
そんなこんなあったが、無事にランチへと到着。
荷物を降ろし、とりあえず家族はホテルへ。
スライムは情報収集のために新聞屋へ。
その後、再び合流して一緒に食事をとることに。
ステーキやらサラダやら大量に食ってやった。
しかも家族に奢ってやった。
これに家族はお返しとして高級うめぼしをくれた。
一粒で米100kg買える程の高級品。
「私たちはこの高級うめぼしを作る者です。ランチに来た理由もうめぼしの販売領域を拡大するための営業で来ました。スライムさんにはお世話になったので、プレゼントです。」
という訳で高級うめぼしを手に入れた!
一粒たべてみたが、
"うおー!スッパイ!"
スライムもプラカードにて
「ありがとう、スッパイ・ファミリー!」
と伝えて別れを惜しんだ。
続く




