表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/40

城下町

ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン


まさかの魔王軍入りとなったヘビーメタルスライム。

ただ魔王軍入りとは言ってもやることは特にない。


暇なので魔王城の城下町でも探索することにした。


いい感じの茶屋発見。

店に入ると、けっこう賑わってんじゃない。


"人間とあんまり変わらないんだな、容姿も何もかも"


渋いおちゃ茶をしばいて、一服。


向かいには飯屋がある。

でかでかと牛!って書いてある。

後で行ってみよう。


店を出たら、子供とぶつかった。

あ!スライムだ〜!


あっちゅうまに子供に大人気のマスコット状態。

"わしゃクッションか!"

とツッコミたくなる程ハグの嵐。


"これがお姉さんだったらな"

なんて思ってると、バックハグ!


いや~んカワイイ!

キレーなお姉さんに抱っこされて、赤くなる。


"いやぁやっぱこれでしょ!"


お姉さんと一通り触れ合ったあと、

魔王軍の兵士と出会った。


なんでも好きな人がさっきの茶屋で働いてると。

ええやん、素敵やん。


紙に「言うたらええやん」と書いて伝える。

いやいやそんなの無理だよ〜と影から見てるだけ。

端から見たらめっちゃ不審者ですよ。


仲を取り持ってやろうかと、お店に行く。

兵士が好きというその人と出会った。

すると、「スラちゃんはカワイイカワイイ言われて良いよね〜私の彼氏なんか一回も言ってくれないもん」


あー聞かなきゃ良かった。

世の中、聞かん方が良いこともある。

そういうことだ。


兵士にはガンバレとだけ、伝えた。

"なんか切ない、帰ろ"


トボトボと、夕暮れの道帰る時、思ふあの娘には、

アウトオブ眼中

スライム心の一句。


続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ