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くるくる回るラジオは深夜26時【ショートショート短編集】  作者: 小絲さなこ


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好きだったひと


 諦められなかった三年間。

 会うのが怖い一方で、数十秒でも会いたかった。


 あの子を見るあなたの視線に、胸を痛めるとわかっているのに。


 あなたの想いが叶わないことが苦しい。

 そして、私の想いも叶わないと思い知る。


 それの繰り返し。



 前進しない恋の連鎖。

 諦めれば楽になれるとわかっていたのに。


 やっぱり私とあなたは似ている。

 諦めが悪いところさえも。



 このままではいけないと、会わないと決めて、忙しいふりをして、物理的に距離を取った。

 忙しいふりが本当の忙しさに変わり、気がついたら季節が巡り数年。


 あなたのことを考える暇なんて無くなってしまった。



 ちらりと覗いたSNSで、近況を知った。


 あなたはあの頃のまま。

 あなたは今でもあの子のことを見ている。


 私が捨てたあの頃の気持ちを今でも持っているあなたが、眩しい。



 どうか、あなたの想いが届きますように。






────失われた時間


 2024.05.13.

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