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いつかふたり離れる日を


 こんなにうまくいってるのに、いつか離れる日が来ることを想像してしまう。


「恋愛において、男は名前をつけて保存、女は上書き保存」などと言われるが、もしも君と別れたら俺は何重にもバックアップを取って永久保存するだろう。



 君と手を繋ぎながら考えることじゃないけど、いつか君が俺の手を振り解く日が来ることを想像してしまう。

 そして、他の誰かのものになってしまうところまで。


 いまだに君が俺を選んだことが信じられなくて、これは現実ではないのかもしれない、と時々本気で思う。


 君が微笑むたび、あとどれくらいこの笑顔を独り占めできるのだろうか、なんて考えてしまう。



 いつか別々の道へ進むことになっても、俺は驚かない。

 君が俺のことを忘れてしまったとしても、俺が覚えているからいいんだ。


 ただ、欲を言えば、最期のときに「もしもあの人と一緒になっていたら、今ごろどうなっていたかな」と、俺のことを一瞬でも思い出してくれたら、それでいい。






────忘れられない、いつまでも。


 2024.05.09.

 

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