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君に伝えたいこと

 自分が何者であるか、とか。

 特別な何かになりたい、とか。

 そういうことも含めて、ずっと考えて、出なかった答え。


 ただ、行き着いたのは「自分が生きている間に、本当の意味での『生きる意味』など、自分ひとりではわからない」ということ。


 誰かのために生きるのではなく、本当の意味で自分のために生きて、それが何の意味を持つのか。

 世の中にとって、自分はどんな役割を持つのか。

 悩んで出てきた答えが正解とは限らない。


 その人が生きる意味は、周囲とその人との関係性によって、異なるのではないだろうか。


 そう思えるようになるまで、だいぶかかってしまった。


 もっと早くこの考えに辿り着ければよかったと思うと同時に、ずっとそれを探し続けることにこそ、意味があったのではないか、とも思う。




 まるで年の離れた兄のように俺のことを慕ってくれる君は、ピンと来ないという顔をして聞いている。

 わかるよ。自分もそうだったから。


 今ならわかる、人生の先輩たちの言葉。

 人生は遠回りしたもん勝ち。


 うざがられるのはわかってるけど、若い人につい言ってしまう言葉。




 自分の存在意義など、生きているうちにはわからない。

 だからといって、悩む意味がないわけではない。

 悩むこと、そのものに意味がある。


 悩んで、足掻け。




────生きる意味


 2024.04.27.

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