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桜の天女



 一番好きな花を、君の人生で一番の晴れ姿に添えることができて本当に良かったと思う。


 この一年あっという間だった。

 トントン拍子に進んだかと思えばアクシデントが起きたりもしたけど、いつかいい思い出になると信じてる。



 満開の桜の下で求婚して、ちょうど一年。


 満開一歩手前の桜の前に天女が……

いや、白無垢姿の君だ。


 このまま天に帰ってしまったらどうしよう。


 そんなことを思うくらい君は綺麗で、泣きそうになる。




────言葉にできない


 2024.04.11.

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