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あなたのために作るもの


 手作りのアクセサリーは、ひとつとして同じものにならない。

 誰かのためにひとつひとつ作る。

 それが、手作りの良いところでもあり、難しいところでもあるのだ。



 パーツに黒、紫、青、白の四色のUVレジンを流し入れ、グラデーションを作っていく。

 ラメやホログラムなどのパーツを配置し、硬化させる。


「────とまぁ、天の川みたいなアクセサリーの作り方は、こんな感じ。簡単だよ」

「いやいや、簡単じゃないから!」


 十年来の友人に贈ったレジンアクセサリーの作り方を訊かれたので、ざっと説明したのだが、簡単じゃないのか。そうか……


「小学生の頃からビーズだのフェルトだの、色々作っていたから簡単に思えるだけじゃないの」

「そうかなぁ……ていうか、よく覚えてるね〜」


 彼女とは小学生の頃からの付き合いだ。


「当たり前じゃないの。毎年、マスコットとか、アクセサリーとか作ってくれたし」

「あー……今考えると、下手なもの押し付けてたかも。ごめん」

「そんなことないって。小学生にしては上手だったと思うよ。実はまだうちにあるんだ。今度持ってくるね」

「それはやめて……」


────手のひらの宇宙


 2025.01.18.

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