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季節を巡る


 子供の頃、父に連れられて行った場所は、季節を感じる場所ばかりだった。


 春の訪れを告げる福寿草から始まって、梅、あんず、カタクリ、木蓮、桜、桃の花、菜の花、水芭蕉、紫陽花、蓮の花、向日葵、コスモス、ダリア、彼岸花。そして紅葉狩り、飛来した白鳥……


 絵を描くことが好きな私のために、父はいろいろな景色を見せてくれたのだ。

 そのひとつひとつが、私の世界を作っていった。



 そして今、人生の伴侶となった人と、季節を感じる景色を求めて各地を巡っている。

 あの頃見た景色は変わらないはずなのに、隣にいる人が違うだけで、感じ方が変わるものなのか。


 たぶんまた、来年、再来年、十年、二十年──月日を重ねたら、また別の印象を受けるのだろう。




────まだ見ぬ景色


 2025.01.13.

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