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彼の輝きを


 私を救い出してくれた彼に触れることなど許されない。

 だけど、一目でいいからその姿を見たい。

 バイトを掛け持ちして節約もして、指折り数える。


 人の多さに圧倒されつつ、姿を現した彼に涙が溢れた。


 明日が来るなんて信じられなかった日々。

 闇が延々と続くと思っていた。

 真っ暗でも目を開けていれば段々と慣れていき、やがて微かな光を見つけることが出来る。

 彼が教えてくれたことを、私はきっとこの命が尽きるまで忘れない。


 私を見て──なんて、言うつもりはないし、私のことなど一生認識しなくていい。



 もしもその輝きが衰える日が来たとしても、私はきっと彼の輝きを見失わないだろうから。



──── 一筋の光


 2024.11.05.

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