表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/350

君の瞼にキスをひとつ


 頭を撫でてその瞳を覗き込めば、健康状態も精神状態も、なにもかもわかる。


 子供扱いしないでと君は言うけれど、可愛くて仕方ないんだ。


 祖父から受け継いだという、不思議な色の君の瞳。

 澄んだ空を思わせる。



 今日あったことの中から、良いことばかり伝えようとする君の唇から、辛かったことを引き出すのは意地悪じゃないよ。


 その瞳をもっとよく見せて。

 もうちょっとだけ、夜更かしをしよう。

 


 見透かされることを恥ずかしがる君の、閉じた瞼に口付ける。




────安らかな瞳


 2024.03.14.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ