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離れたからこそ


「ひとりで立つことが出来なければ、どちらかが倒れた時に共倒れになるぞ」

 その忠告に、今は感謝している。


 一緒に育った俺たちは、お互い依存していたのだ。



 今から思えば、ふたりが離れて暮らしたあの日々は、必要な時間だった。



 始まる前、自分たちのした選択なのに、辛くて逃げようと思ったこともあった。


 たった数年。

 長い人生のなかでたった数年だと言い聞かせて、宥めた。



 実際には、実りの多い期間だったと思う。

 

 同じ目標を持つ仲間たちと出会ったこと。

 自分のこれからの人生について深く考える時間を持てたこと。

 離れていても君の存在に支えられていることに気がついたこと。

 ふたりで過ごす限られた時間の煌めき。



 きっと人生を最初からやり直せても、同じ選択をするだろう。



 



────過ぎ去った日々


 2024.03.09.

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