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星が拗ねる
カーブを描きながら、バスは山道を一定の速度で、ぐるりぐるりと降る。
遠くに見える夜景。
月が見えない日。
「街が明るいと、お星さまは拗ねちゃうの」
懐かしいことを思い出した。
我が母は、なかなか可愛らしいことを言う人で、私はそんなことあるわけないと思いつつも、母に合わせていたものだ。
街の明かりは光の海のよう。
その海へ向かって走るバスが揺れる。
────街の明かり
2024.07.08.
†*†*†*†*†*†*†*†
カーブを描きながら、バスは山道を一定の速度で、ぐるりぐるりと降る。
遠くに見える夜景。
月が見えない日。
「街が明るいと、お星さまは拗ねちゃうの」
懐かしいことを思い出した。
我が母は、なかなか可愛らしいことを言う人で、私はそんなことあるわけないと思いつつも、母に合わせていたものだ。
街の明かりは光の海のよう。
その海へ向かって走るバスが揺れる。
────街の明かり
2024.07.08.
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