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うどん屋

作者: ちまちゃん

もしよかったら読んでみてくださいね

香川の町外れにあった駅近くのコインランドリーのとなりにあった

小さな小屋みたいな建物の中で営業していた今は無きうどん屋さん


店主のおじいさん一人でお店を切り盛りをしていた


そのお店は変わったルールで運営されていた


うどんは1日に100玉限定で販売してトッピングはちくわ天のみで

うどん玉がなくなり次第すぐに閉店してしまうお店だった


昼の11時開店して90分ぐらいで閉店してしまう知るしと知る幻の人気店だった


うどんも1玉70円で売り出されていてかなり懐にも優しい人情価格だった


僕はいつも2玉頼んで出汁をかけて食べていた


それでも140円しかかからない異常な値段だった


一回お店のおじいさんに聞いた事がある


こんなに安くして利益は出るの?


するとおじいさんは笑いながら


俺は好きでこの店をやっているから

みんなが食べてくれるだけでそれだけでいいんや


そう言っていた


もうその店主のおじいさんは亡くなって

お店も閉店してしまった


でも今でも嬉しそうにうどん玉を売り捌いてる

おじいさんの笑顔は記憶に焼き付いている


僕は、この道を通る度に思い出してしまう



読んでいただきありがとうございました


よかったら別のも読んでみてくださいね


よろしくお願いいたします

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