956話 孤児院人材発掘計画
956話 孤児院人材発掘計画
一方、こちらはララ、王都の分邸に飛びましたが、
修練所に出発するメンバーに連絡していない事に気が付きます。
このままだと明日の出発に支障をきたすと思い、
キリにメンバーの招集、一時逗留施設に集合連絡を出す様頼みます。
(『分りました、しかし、私が把握しているのはこのメンバーだけです、
不足の者に付きましては、ララ様が対応願います。』)
キリからメンバー表が念話送信で送られてきました。
(「おっ、そうだね、これでいいよ。」)
ここでララさん、パットに頼んでおいた子供好きの兄妹、
孤児院担当予定者の名前を念話で聞きます。
(「パット、たのんでおいた孤児院担当の推薦どうなった?」)
(『はい、私の弟、ランダルと、サンサの妹マレーが候補です。
二人とも多少魔法の心得が有るので宜しいかと思います。』)
「ふーん、魔法使いの素質ありか・・。」
「よし、今回の修練のメンバーに加えておきましょう」
「面談や、仕事内容、今後の事も含めて、修練場で話せばいいね。」
ランダルとマレーに念話で今夜中か、
明日朝早朝に門前の一時逗留施設に来るように伝えます。
驚いていましたが、新しい事業計画を担当してもらう為で、
孤児院の待遇改善、一人でも多く救済知る事が目的で
詳しい話は明日と言う事で納得させます。
お互いの事は知っていた様で、
修練場では魔法の修練がメインに成ると伝えると、喜んでいました。
「みんな、魔法が使える様に成るのは嬉しいのですね。
スクロールデルタを使う教育係にロッテは居るけど、
今は修練場専属だし、あと、2,3人増やしても良いかもね。」
ララさん独り言を言いながら歩いています。
次話:世界樹の精霊セレン
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
孤児院人材発掘計画担当
ランダル:ダリンの弟、
マレー :サンサの妹
二人とも子供好き、魔法の素養有り。




