947話 シスター・クス
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 投稿日の変更のお知らせ。 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
申訳有りません、本業多忙の為、ストックが無くなりました。
付きましては、8月より暫くの間、更新日を月6回、5の倍数日、
5,10,15,20,25,30日と致します。
本業落ち着き次第、更新日をもとに戻す様努めます。
読んでくださる方が少なく成るのは悲しいですが、
致し方ありません。
何卒お見捨てに成りませぬ様、
伏してお願い申し上げます。
第二部ララ編も佳境に入って参ります。
魔王様は目覚めるのでしょうか?
ララと悪魔貴族の争いは、ルビちゃんは・・・?
hamham☆彡
947話 シスター・クス
執務室の窓から孤児院とその庭も見渡せます。
丁度教会の裏、礼拝に来た人たちからは見られない様な位置に有ります。
建物は古く、屋根、壁には沢山の修理痕、素人が行った事が解ります。
熱さ、寒さを凌ぐのはつらそうです。衣類も継当てが目立ちます。
粗末なテーブルに付いている古い木の椅子を進められ、ますが、
着席したのはシスター・ラナとララだけ、マイラとラスは、
ララの後ろに立って居ます。
若い、いや幼いと言った方が適当なシスター服を着た子が
お茶を出してくれます。カップは様々。
マイラとラスの分をどうするか迷った様ですが、
空いた椅子の所に置きました。
シスター・クスが
『見てのとおりです。幸い亡くなる子は少ないですが、
満足に食べさせる事はままならない状態です。』
一拍置いて、
『ですので、この様な寄進はとてもありがたく、助かります。
有難うございます。』
最期の方は下を向いてしまいます。
シスター・ラナは目頭を押さえています。
ララが話始めます。
「今日は、いくつか提案をさせて頂きにまいりました。
とつぜん私だけが来ても信じてもらえないと思い、
シスター・ラナも一緒に来てもらいました。」
『有難うございます。シスター・ラナは
ペンタの街でご奉仕されていると聞いております。
遠い所をわざわざありがとうございます。』
シスター・クスが返事を返しますが。シスター・ラナが
『実話ね、内緒何だけど、こちらのララさんは魔法使いなの。
ペンタの街から一瞬、さっきまで向こうに居たのよ。』
シスター・クスが複雑な顔をしています。
ララが続けます。
「今は私では無く、シスター・ラナを信じて下さい。
提案ですが、私は孤児院の衣食住全ての面で補助します。
手始めにこの二人、マイラとラスを保育園のお手伝いとして、
置いて行きます。」
二人がシスター・クスに向って挨拶をします。
『マイラです』
『ラスです』
次話:ノスティンの孤児院
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
マイラとラス
孤児院のお手伝いさん、ララの眷属、アンドロイド。




