946話 ノスティンの教会
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
ノスティンの教会のシシスター・クス、孤児院院長
946話 ノスティンの教会
ノスティンの街、ギルド上空に出ると、教会を探します。
「見つけました。教会は何故かこの世界でも十字架を掲げて居ますから
判り易いです。」
教会の傍にテレポートすると、AIマスターに連絡します。
(AIマスター、オーフィとチル、二人と同じタイプのアンドロイド一組送って、
後から、もう一組頼むから用意しておいて。)
《承知致しました》
マジックポシェットから、送られて来た二体を出します。
「貴方達はマイラとラスこの教会の補助員をお願いする事に成ると思います。」
『『分りました。』』
二人の返事に頷くと、部屋玉からシスター・ラナを出しました。
シスターが二人を見て、ちょっと驚いた様ですが、
軽く首を振って、考えない事にした様です。
『ララ様、此処は?』
「ノスティンの教会の横です。さぁ、孤児院に行きましょう。」
シスターがララを見て、何かを言いかけますが、軽く首を振ります。
何かぶつぶつ言って居ましたが、ララが歩き出したのを見て、
『ララ様、孤児院より教会でお祈りが先ですよ』
それを聞いたララさん、立ち止まり、
「そうですね、お祈りと御布施が先でした。」
此処も教会に孤児院が併設されています。
教会は古いですが、所々修繕の痕があり、
ペンタの街程酷くはない様です。
シスター・ラナと一緒に神像に祈りを捧げていると、
この教会のシスターが入ってきました。
祈っている4人を見て一瞬驚いた様ですが、改めてシスター・ラナに
目を止め、釘付けに成ります。
見知った人ではあるけれども、まさか此処で会う事は有りえないと、
理性と現実のギャップに感情が追い付きません。
暫しの祈りが終わり、シスター・ラナが立ち上がり、ゆっくりと、
ノスティンの教会のシスターに近づき、手を取ります。
『シスター・クス、会いたかったわ、元気そうでよかった。』
シスター・ラナそう言うと、シスター・クスがぱっと抱き着き、
『ラナ、ラナなのね、会いたかった、もう会えないと思ったのに・・・。
こんなに痩せて、苦労してるのね。』
『そんな事を言ってはいけません、シスター・クスこれは
苦労では有りません。主は越えられない試練は与えないのですから。』
『ラナ、貴方はやっぱり、お姉さんね。
そう言ってくれるのが嬉しいわ、お姉さん。』
ララさん、その様子を見ながら、姉妹じゃないよね、等と思って居ます。
『でも、今日はどうして、どうやって』
ララがスッと一歩出て、小さな革の巾着を渡します。
「これは御布施です。」
チャリっと明らかに高額貨幣がぶつかる音がします。
シスター・クスがはっとしますが、何事も無かったかのように受け取り、
『有難うございます、神のご加護が有りますように』
『シスター・クス、貴方にお話があるの、ちょっといいかしら。』
シスター・クスが察した様です。
『はい、こちらにどうぞ、』
礼拝堂準備室を抜け、孤児院長室(執務室)に通されます。
次話:シスター・クス
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 投稿日の変更のお知らせ。 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
申訳有りません、本業多忙の為、ストックが無くなりました。
付きましては、8月より暫くの間、更新日を月6回、5の倍数日、
5,10,15,20,25,30日と致します。
本業落ち着き次第、更新日をもとに戻す様努めます。
読んでくださる方が少なく成るのは悲しいですが、
致し方ありません。
何卒お見捨てに成りませぬ様、
伏してお願い申し上げます。
第二部ララ編も佳境に入って参ります。
魔王様は目覚めるのでしょうか?
ララと悪魔貴族の争いは、ルビちゃんは・・・?
hamham☆彡




