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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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917話 ハムスターアンドロイド(HAM)の誕生

917話 ハムスターアンドロイド(HAM)の誕生


席に戻って、ジュースを飲んでいると、

ちゅー太Bから自分が魔国に行くと連絡があります。


ララはちゅー太Bなら魔国の諜報網をまとめ上げる事が出来ると判断、

許可しますが、人員が不足している魔国をまとめ上げるのは

流石のちゅー太Bでも一人では難しいとあれこれ考えていると、


ちゅー太Bから、護衛や警備を行う装置が無いかと連絡が来ます。

ふっと、頭の隅を何かがよぎります。


「あれ、何だろ、今とってもいい事を思いついた様な気がするんだけど。」

何だろ、何だろ、と考えを巡らせていると、

レミのティチャーズ、モクから念話が来ます。


(『ララ様、レミが、決勝戦に進んだ事で、今度こそ優勝だと、

  ものすごく興奮して、とっても不安なんですけど、

  落ち着かせる方法無いでしょうか?』)


「ああ、モクか、モク、モク・・・・。こ、これだぁー!」

モクがびっくりしてレミの頭から転げました。


ララまで興奮して仕舞ったので、モクがワタワタして、

(『ララ様、落ち着いてぇ―!!』)


「あたた、ごめんごめん。

 んと、レミね。興奮しているのはレミだけね、後の4体はわりと冷静なのね。」


(はい、今は皆分離して、好きな事やって居ます。』)

「じゃあ、みんなに協力してもらって、そんなに興奮しちゃ勝てる物も勝てない。

 しっかり作戦会議しよう。と言って、明日に備えたら如何かな?」


(『はい、言ってみます。』)

どうやら、これで、落ち着いた様です。

さて、モクからインスピレーションを得たララさん。AIマスターに連絡します。


(AIマスター、モク タイプのハムスター型アンドロイド、

 作業特化型で超小型にして、量産出来ないかな。)


《作業特化と言うと、具体的には?大きさはモクより少し小さい位?》

(作業は警護、警備、戦闘、諜報の4種。自我が必要だね。

 大きさはドワーフハムスターの子供より小さい事。出来る?)


《ちょっと、15分ほど待ってください、モデルを作ります。》


・・・・・


《これで如何でしょう?》

「のわ~~~!!、なにこれ、かわえ~~~!!」

小さい小さいハムちゃんです。


「こんなの、どうなっているの?」

注文通り、ロボロフスキーハムスターの子供より小さい2㎝位の大きさです。


《マジックバックを内蔵しており、

 どうしても大きく成る部位はそちらに収めました》


「凄いね、これ、幾つ作れます?眷属全員に持たせれます?」

《少し時間を頂けば、出来ます。》

「じゃ、お願い。取りあえず、20体、4種を各5体づつお願い。」


《承知致しました。》

送って来たハムたちを魔国のちゅー太Bに送ります。


ララさん、あたらしい指揮系統、HAM部隊の創設を決めました。

所属的にはMOUSEの下部組織。統括部長はちゅー太C。

副部長に執事長のロバート、拠点は王都分邸。


AIマスター、には警護100体、警備30体、戦闘20隊、諜報50体の

作製を頼み、各配属は統括部長に一任。

出来た順にロバートのマジックバックに転送する様に指示。


(「後は御願いね。」)丸投げしてしまいました。

慌てたのは、丸投げを食らったちゅー太Cとロバート。


ロバートが大慌てのちゅー太Cをなだめて、

ララに文句を言っても無駄な事は分って居るので、

今後の事を話し合います。


でも、これ、使えるかも、と思ったのはロバートですね。

どうやら、表の顔はちゅー太Cですが、裏でロバートが暗躍する様です。


次話:奥様とメリカ


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