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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
911/969

911話 ちゅー子DAの出会い

ちゅー子DAの出会い

 

所変わって、少し時間が戻します。

ちゅー太Dがちゅー子DAを置いて、

Cパパの所に行った時の宴会場。


知り合いも居ない宴会場では居た堪れません。

知り合いの居ない結婚披露宴と言ったところでしょうか。


と言って、ちゅー太Dが帰って来るまで、

何処かに隠れている訳にも行きません。


チラリと周りを見回すと、隣のテーブルの端、

花瓶の陰が目立たなくて良さそうです。


丁度食べかけのフライドドラゴンが有ったので、銜えて

〔テレポート〕

此処でこれを食べながら待ちましょう。


暫くちまちま食べていると、不意に声を掛けられます。

『こんにちは、見かけないお嬢さんだけど、

 何方からいらっしゃったのかな?』


少し驚いて顔を上げると、ちょっとカッコいい、

ナイスガイ的な美男鼠が目に入ります。

(いやだ、お嬢さんなんて言われたの初めて、)


『失礼、私はちゅー太Bと申します。

 お名前を伺っても宜しいでしょうか?』


『は、はい。』

(いやだ、恥ずかし~ぃ。声が上ずってる。)


『あぁ、申し訳ない急に声をかけたので、驚かしてしまったかな?』

『いえ、あの。申し訳ありません。

 私は魔国から来ました、ちゅー子DAと申します。』


『ほぅ。あそこは、簡単には出入り出来ないと聞いています。

 少数精鋭で頑張っているとも聞いています。』


『此方は如何ですか?ここに居るのは皆ララ様の眷属、魂の兄妹たちです。』

『はい、凄いですね。でも私たちが少数精鋭だなんて、おこがましいです。

 必死にやっても追いつかない事が多くて、今回も何とか人員増加をと


 考えて此方に来たのですが、ララ様の御様子を見ると、

 お忙しそうで、とても言い出せません。』


『おや、それでこんな所で落ち込んでいたのかな?

 良いでしょう、私が魔国に行きましょう。』


『そんな、此方でのお仕事も有りますでしょうに、嬉しいですけど、

 そんな事は頼めません。』

『大丈夫、私は今、色んなん所の補充要員ですから、穴埋めは簡単です。』


ちゅー子DAが両手を前に組み、

ウルウルに成ったお目目でちゅー太Bを見上げ、

『有難うございます、有難うございます・・・。』


あれま、ちゅー子DA忘れちゃったのでしょうか。

そこにちゅー太Dが帰って来て・・・・・。


次話:ちゅー太B魔国へ

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