910話 ララの戦力増加作戦
ララの戦力増加作戦
Cパパから念話を受けたララさん、飲んでいたジュースを吹き出します。
「ぶ~!。げほげほ。何と言う事をっ!チュー子C可哀そう。
Cパパ、チュー子Cと修練場に行くまで、一緒に居て、仕事禁止ね。
いや、まって・・・。ちゅー子Cは修練場にも連れて行く。
そのほかにも、ネズミ、鴉、狼達の子供とお母さん。
妊娠中の子も、可能性の有る子も、既婚、未婚に拘らず連れて行きます。
妊娠していない時は、子供や妊婦のお世話をさせるから、
未婚の子はお手伝い要員で募集、無駄には成らないわ。
そうすれば魔国の人員不足も解消できるはず。
狼やネズミ達は成長が早いから、三日後には、立派な兵隊が沢山出来るよ。」
『ララ様、それは乳飲み子と言う事でしょうか?』
Cパパから念話が入ります。
「いいや、幼くて戦力になって居ない者達、お母さんも一緒ね。皆鍛えるよー。」
ララさん早速雌限定眷属通信で鼠、鴉、狼達に連絡します。最期に
「参加連絡はキリねぇに御願いね。集合は三日後の夕方。門前のお屋敷。
子供の輸送にお手伝いが必要な子は教えてね。」
ざわりとメスたちの思念が揺らぎます。
此れから三日間、お父さんはお勤めが大変な事に成りそうです。
キリねぇから慌てて連絡が入ります。
『また勝手な事して、どうするの!?。』
「難しく考えないでいいよ、名前と、お手伝い必要の有無を聞くだけ。
後は、オト様に施設は私が作ると言って置いてね。」
『それだけじゃ無いでしょ、門前のお屋敷はどうするの、全員泊まれるの?』
「そうだね、そっちは私が何とかするよ。」
ララさん、建物を建てるのに材料が不足している事に気が付きました。
(「AIマスター、二階建ての鼠、狼、鴉が暮らせる産院が付属した住居、
建物を修練場に作りたいんだけど、材料揃えてもらえる?」)
(「あっ、猫も居た。ルルを忘れちゃ駄目だよね。それから。
門前のお屋敷そばにも、妊婦さんと子供が泊まれる建物を作るから、
こっちの材料もね。」)
(《産院には看護婦や助産婦も必要ですか?》)
(「そうだね、種族別にお願い。」)
(《承知致しました。ただ、木材が足りません。調達お願いします。》)
(「わかった。」)
「そう言えば暫く木材は取りに行っていないね。」
そう言うとテレポートで消えます。クーヘンの森にでも行ったのしょうか。
次話:ちゅー子DAの出会い




